本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ37)

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episode36 ページ37

キャシー「はぁい！生身では初めまして！

やだわぁ！この部屋に四人も居るなんて！店員オーバーよ？でも、面白いものを見られる予感がするわ！」

隣にいたザックが動き、キャシーを睨み付ける。

ザック「おい！クソサド女！今度は何だ！」

キャシー「あらザックったら、こんな美女相手にそんな口を聞くなんて相変わらず！

あーっははは！でもそんなところもシビれちゃうわ！」

ザック「うるっせぇ！！降りてきやがれ、ぶっ殺す！」

キャシー「死ぬのはあなた達なのに、何を言ってるの？お馬鹿さん」

レイ「……ねぇ、今度は何をすればいいの？」

キャシー「ねぇ、レイチェル・ガードナー、注射器は何のためにあると思う？」

レイ「……？……刺して、薬を体に入れるため」

＿＿ピンポンピンポン♪

キャシー「あたり！この部屋の鍵はそれぞれ、置いてある注射を打てば開きまぁす♪

ただ、片方はビタミン剤で、もう片方は危ないお薬でぇす♪

危ない方は強ーいお薬だから、悪夢にうなされ苦しんで……そのまま目覚めないかも♪」

ザック「はぁあ！？どっちの注射器だよ！！」

キャシー「あーっははは！教えないし、忘れちゃった。

そもそもね、この部屋はどちらかが当たりとハズレだったの

でも、あなた達は四人。本当は全員にルシファー達がいた部屋でやってもらってもよかったけど、それだと全滅は考えにくいでしょう？

だから敢えて、今回、あなた達は一応四人だから特別ルールにしてあげる！

その注射、四人の内一人が注射を二本打つか、二人で一本ずつ打つかすれば、ここを通らせてあげる。

ただし、一滴残らずちゃーんと打ってね？不正はここで永遠の懲罰！二度とここから出られません！

それでは、罪人諸君！ご幸運をお祈りいたしますわぁ！」

そう言ってキャシーは奥へと歩いて行った。