episode9 ページ10
着いた瞬間に声がした方に駆け出す。俺が急に走り出したせいで、後ろからザックが叫びながら追いかけてくる足音が聞こえる。
近くなったとき、誰かの幸せそうな声が響いた。
ルシ「ザック!」
俺はそう叫んでドアを足蹴りした後、すぐさま横にズレてレイに近づく。
ルシ「レイ!無事か!」
ザック「ヒャーハハハハッ!!おいおいダニー!なんて幸せそうな声だしてやがんだァ?我慢できずに切っちまったじゃねぇか!」
ザックの嬉しそうな顔とは裏腹に、レイの目は死んでいて、元に戻ったようだった。ザックはレイに話しかけているようだったが、反応を示さなかった。
そのとき、放送が入った。
『フロアB6の者がフロアB5の者を攻撃しました。ルール違反により、裏切り者が生け贄になりました』
ザック「チッ、おいルシファー!お前の妹、どういうことだ!」
ルシ「これが元々のレイだ。レイが10歳までの記憶しかないが、間違いない。物足りないならそのロリコンでも蹴っていればいい。絶対にスッキリする」←
ザック「お前、サド野郎か」
ルシ「いや、ただたんにこいつが気持ち悪いだけだ。たぶんレイは少ししたら来ることだろう。俺達はエレベーターへ」
ザック「チッ、お前のせいで俺までなっちまったじゃねぇか」
ルシ「すまないな。でも、ここから出ればもっと人を殺せるぞ」
ザック「確かに………お前天才か?」←
ルシ「お前がバカなだけだ」←
ザック「否定はしねぇよ!言うんじゃねぇ!」←
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わんわん(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます!無理せず更新頑張ってくださいね (2020年5月6日 22時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年5月15日 17時