呪霊溢れる米花町でぶりっこが特級に憑かれ過ぎている件【呪術廻戦×名探偵コナン】

case.57 ページ10

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『カウンターやめてよホント......』
「昔から自分が優位にいるときに食らうと照れてたよな」



弱点を晒されて『だまらっしゃい！！』と叫ぶ。悠仁の方に回していた手はそのままに恵を離して軽く殴った。

報復じゃい。



「......全然痛くねぇぞ」
『恵今すぐ害の無い後輩に戻れ』


懐かしいテンポのやり取りに浸ろうとしたとして、仮にも先輩に対する態度じゃなかった。もう子供じゃないんですよ。

手加減したのを馬鹿にされちゃあ(されてない)しょうがないだろう。思わず真顔で凄んでしまった。



「嫌だ」
『うーん？可笑しいな、幻聴かな』


拒否された気がすると悠仁に意見を煽る。

若干顔が赤い彼は「幻聴じゃないデス」と答えてくれた。片言だ。



最後にもう一度ぎゅうと悠仁を抱き締め、真希の頬にキスを落とし、パンダのお腹に顔を埋めてから皆に背を向ける。


恵？恵はジト目で見ておいた。




何となくボカロを歌いながら帰路を辿っていく。悟からの鬼電が凄かったが総スルーした。




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(......あいつほんと、はぁ〜)
(真希お前すげーA好きだな)
(は？んなの当たり前だろ)



(A僕の電話に出てくれないんだけど！？！？)
(知らないよ、嫌われてるんじゃないかい)
(はあ？？)

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