呪霊溢れる米花町でぶりっこが特級に憑かれ過ぎている件【呪術廻戦×名探偵コナン】

case.71 ページ24

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「えー、違うんですか？だってほら、あの安室さんが素を出してたんですよ！！」
『いやほんとに、違いますから......』


目が目映いばかりに輝いている店員さんに若干引き気味な私。
「これでもう炎上しないと思ったのに...」という呟きを聞いて、被害者かと納得した。零やば。



「ってすみません。お好きなお席へどうぞ！」
『だって。快斗どこがいい？』
「......」



ちょっと蚊帳の外にさせちゃったなと反省しながら問う。フリーズしているのか返事が無くて、もう一度名前を呼んだ。

『快斗？』
「あ...奥の席行こーぜ！(あのおっかねーやつと仲良いのかよ......っ！？)」



一瞬愕然とした後笑顔で奥のテーブル席を指差した彼に頷いてそこへ向かった。
というかかなり変な反応だな...。


『何食べるー？』
「んー......おねーさん！おすすめは？」



一通りメニューを読んで、決められなかったのであろう快斗が店員さんに尋ねる。行動力すご。



「ナポリタンとかカラスミパスタですね！ハムサンドは安室さんの方が良いですし」
『あー、ナポリタンいいな......』
「じゃあナポリタン２つ下さい！」

「承知致しました。しばらくお待ち下さいね」


快斗のスムーズさに驚きながら、注文表を持って茶目っ気たっぷりに笑んだ彼女を見送った。




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