呪霊溢れる米花町でぶりっこが特級に憑かれ過ぎている件【呪術廻戦×名探偵コナン】

case.49 ページ2

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特に何事も起きずに帰宅して、寛ぎ出した悟にずっと疑問に思っていたことをぶつける。


『そういえばいつまで此処にいるつもりなの？』


訊かれた当の本人はきょとんとした顔を此方へ向けた。「うーん」と何と説明すれば良いのやら、といった風に考え込む悟に怪訝な目を向ける。

そんなに説明しにくいものなのか。



「上層部の気が済む迄」
『は？』



返ってきた返事は些か納得しかねるもので、思わず眉間に皺を寄せてしまった。


「悠仁が宿儺を飼ってることがバレたらしくてね。記憶の無い補助監督からさ」
『...任務で特級辺りを当てて自分達の手を汚さずに殺してしまおう、と？そのために特級を追いやって？』
「そういうこと」



淡々とした口調で語る悟を一瞬睨みつけようとして、はたと止まる。いつの間にかうつむいていた顔を上げて彼を見ると、これ以上無いくらいに不機嫌にその端正な顔が歪められていた。



睨みつけてしまわなくて良かったと安堵する。すぐに不機嫌な圧が消え去り、代わりに愉しそうな笑い声が聞こえてきて思わず耳を疑った。


『なに笑ってるの』
「いいや？ただあの腐ったミカンどもは、そこらの特級じゃ比べ物にならないくらい強くなった悠仁の活躍を見て屈辱を味わえばいいんだよ」
『性格わっっる』




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(褒め言葉だね)
(うわ)

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