ちょい戦闘狂なしんしゅポケモンが某ハリモグラに成り代わりました

目指せ！南海の沈没船4 ページ48

クリス「な、なんだ！？」


ソニック「またかよもう...Let's 逃げろー！！」


追いかけてくる人々を撒いた頃には、人気のない浜辺へたどり着いていた。


クリス「どこ行っても、注目の的だね....」


エミー「あんなに見られたら、堂々と歩くどころか逆にコソコソしたくなっちゃうわ」


クリーム「困りましたデス〜」


テイルス「これじゃあ、人形のフリしてたほうがよかったかも」


クリス「有名人だし、しょうがないよ」


エミー「ま、とりあえず水着に着替えちゃいましょう」


誰かが追いかけてくら気配はないので、今のうちに着替えてしまおうとエミーはリュックを降ろす。
　だがその時、クリームがあることに気が付いた。


クリーム「あれ？ソニックサンとナックルズサン、どこ行っちゃったデスか」


クリス「あれ？まさか先にカオスエメラルドを探しに行ったんじゃ...！」


ソニックとナックルズの姿が見当たないので、クリス達はカオスエメラルドより先に2人を探すことにした。


クリス「おーい！ソニックー！ナックルズー！おーい！」


クリス「2人ともどこ行っちゃったんだろ」


ソニック「ここに居るよ」


ソニックとナックルズは岩陰に座って海を眺めていた。
　特にカオスエメラルドを探してる用には見えない。


クリス「あ、いたいた。何してんのさ、こんなところで？」


『どうやって海中に沈んでるはずのカオスエメラルドを探すか考えてたんだよ』


泳げないソニックにとって海の中の探索は極めて困難。かといってナックルズ１人でこの広い海の中を探すには途方もない。


クリス「つまり、海の中に長時間潜っていられればいいんでしょ？僕に任せて！」


どうやらクリスに何か考えがあるようだ。


その頃、エミーとクリームは水着に着替えて海を泳いでいた。


エミー「最高ー！」


エミー達が海で遊んでいるのとは対象的に、テイルスとチーズはサングラスをかけて日光浴をしていた。





▽ ▽ ▽ ▽





クリス「さあ、ソニック。これくわえて」


ソニック「あん？」


クリスが差し出たのは長いホース。ソニックは気に入らないと言った顔をしながらも、言われたとおりホースをくわえた。


ソニック「こんなんで本当に大丈夫かよ？」


クリス「大丈夫だよ！これなら海の中でも息ができるから、あとはそーっと歩けばいいんだよ」


ソニックに泳いでもらうと言う選択肢は最初からなく、泳げないのなら息継ぎを不要とする方法を取ればいいとの考えらしい。

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