英雄ソニックを追え!4 ページ41
ソニック「少し足りなかったかな...」
ヘレン「きゃあああーっ!」
『危なっ!!』
車椅子は重力に従って後ろ向きのまま湖に落下しそうになる。
だがその時、置いてけぼりにされていたナックルズか後ろから車椅子を押したことで、なんとか島に戻る事が出来た。
『ったく、危ないな』
ソニック「Thanks!ナッコォーズ」
『ヘレン、大丈夫か?』
肩で息をしているヘレンを心配するが、ヘレンは顔を上げたかと思うと大きな声で笑い始める。
ヘレン「最高!最高に楽しいわ!こんなスリル初めて。生まれて初めてのアドベンチャー気分よ!」
喜ぶヘレンに2人は一瞬ポカーンもなるが、すぐに安心という名の笑みに変わった。
しかしそれも束の間、再びヘリが追いかけて来た。
『確かに、アドベンチャーになってきたみたいだな』
ソニック「ヘレン、もっとアドベンチャーするか?」
ヘレン「もちろん!」
ソニック「Alright!」
『レッツゴー!』
2人(と言っても1人は掴まってるだけ)は車椅子を押して森の中へと入り姿を隠す。
「目標は森に逃げ込みました!」
《よし、もう袋のネズミだ。特殊部隊を投下しろ!》
「了解!」
▽ ▽ ▽ ▽
辺りはすっかり真っ暗となり、空には満月が昇っている。
島に到着した飛行機からは簡易な飛行船に乗った特殊部隊が次々と降りてきた。
一方、ソニック達は森の中でヘレンの話を聞いていた。
ヘレン「パパとママは私に不自由させないために一生懸命働いているの」
ヘレン「何でも買ってくれるわ。一番良いお医者さんにも診てもらえるし、この車椅子だってとっても高いのよ....でも私、本当は何もいらないの。パパとママが一緒にいてくれたほうが...」
悲しそうにうつ向くヘレン。本来この島にだって父親と来て花を見たかったちに違いない。
けれど、そうして得られる嬉しさとはまた違うものを今日は体験することができた。
ヘレン「でも、今日は楽しかった!こーんなにドキドキしたの初めて!」
ソニック「アドベンチャーは、まだ続きそうだぜ」
ヘレン「えっ?」
『後ろ見てみろ』
後ろに目をやると、背後から飛行船の明かりがいくつか近づいてくる。アドベンチャーはまだ終わらない。
ヘレン「後方に敵発見!」
ソニック「行くぜ!」
ヘレン「OK!」
『あっ、ちょ待て!』
ソニックが車椅子を押して音速で出発する。だがそれに乗り遅れたナックルズは急いで後を追った。
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユアさん - そんなことないですよ!(学校で見ることができませんでした。すみません) (5月15日 18時) (レス) id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
成り代わり大好き人(プロフ) - ユアさん» そう言っていただけで嬉しいです!けど雑な時とちゃんと書いてる時のムラがあるので上手とは言えないかもしれません..... (2023年4月4日 19時) (レス) id: b7f45ea9c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 最新話だぁぁぁ!拝見させて頂きました!見てて思うのですが、書くの上手いです! (2023年4月4日 19時) (レス) @page35 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ユア - スマホ没収されてて来れませんでした…パソコンでも見ます( ..)"(狂影チャン) (2023年3月11日 13時) (レス) id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
成り代わり大好き人(プロフ) - ユアさん» 本当ですか?ありがとうございます!! (2023年2月28日 10時) (レス) id: b7f45ea9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:成り代わり大好き人 | 作成日時:2023年2月15日 0時