激闘!ソニック野球軍10 ページ31
エッグマン「次で絶対抑えろー!」
逆転一歩手前なこの状況に、エッグマンはもう失点は許されないとロボ達に指示した。
次のバッターは1周してクリスの出番。しかしクリスの顔は不安に満ちていた。
クリスにはソニックのような速さもなければ、エミーのようなパワーも、ナックルズのような【技】があるわけでもない。
チーズやクリームのように何か作戦を持ち合わせてる訳でもない、ただの普通の子供なのだ。
E-21「ピキピキー!」
案の定ピッチャーロボは最初の時と同じ速球を投げてくる。
クリスはそれが分かっていながらも思わず目を瞑った。
デコー「ストライクー!」
クリス「僕、こんなの打てっこないよ....」
完全に自信を失っているクリス。その間にもボールが投げられ、キャッチャーミットに収まる。
このままではアウトになってしまう。
ソニック「Time!おい、クリス!」
それを見かねたソニックが一度クリスを呼んだ。
クリス「ソニック...」
ソニック「どうしたんだクリス?このゲーム、ボールをバットで打つんだろ?」
クリス「でも、あんなすごい球、僕には無理だよ...」
ソニック「誰が無理って決めたんだ?野球だってなんだってそうさ、自分から向かっていかないと!」
ソニックの言葉にハッとするクリス。
ソニック「まずはバットを振らなきゃ」
クリス「うん!」
ソニックの言葉に勇気をもらったクリスは再びホームに立つ。
今のクリスに迷いや不安はなかった。ただ勇気を持ってバット振る、と言う覚悟が滲み出ている。
デコー「プレーだで!」
クリス「(ソニックの言う通りだ。諦めてちゃダメだ!振るんだ、思いっきり!!)」
ボールが投げられた次の瞬間にはキャッチャーミットに収まるのではと思えるほどの速球。
しかし。、それでもクリスは諦めずバットを振った。
デコー「ストライク!」
クリス「やっぱりダメか.....」
勇気を出してバットを振ったが、やはり打ち返すことは無理だった。
だが、それは必ずしも“アウト”を示すとは限らない。
チャック「クリス!走れー!」
チャックの声を聞いて顔を上げるクリス。どうやらキャッチャーがボールを取り損ねていたようだ。
クリス「よし、振り逃げだ!」
ソニックは猛スピードでホームに帰ってくる。
クリスもスライディングで一塁に滑り込んだ後、キャッチャーはボールをファーストに送球した。
デコー「セーフ!」
クリス「やった!やったよ、ソニック!」
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユアさん - そんなことないですよ!(学校で見ることができませんでした。すみません) (2023年5月15日 18時) (レス) id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
成り代わり大好き人(プロフ) - ユアさん» そう言っていただけで嬉しいです!けど雑な時とちゃんと書いてる時のムラがあるので上手とは言えないかもしれません..... (2023年4月4日 19時) (レス) id: b7f45ea9c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 最新話だぁぁぁ!拝見させて頂きました!見てて思うのですが、書くの上手いです! (2023年4月4日 19時) (レス) @page35 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ユア - スマホ没収されてて来れませんでした…パソコンでも見ます( ..)"(狂影チャン) (2023年3月11日 13時) (レス) id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
成り代わり大好き人(プロフ) - ユアさん» 本当ですか?ありがとうございます!! (2023年2月28日 10時) (レス) id: b7f45ea9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:成り代わり大好き人 | 作成日時:2023年2月15日 0時