ちょい戦闘狂なしんしゅポケモンが某ハリモグラに成り代わりました

激突！！ソニックVSナックルズ5 ページ15

爆発をもろに受けたソニックは真っ黒焦げになった。どこかでボックンの無邪気で甲高い笑い声が響く。


ソニック「こんなことをする奴は！」


テレビを作ったのはナックルズではないと考えたソニックは、すぐに犯人が誰か分かったようだ。
　ソニックはすぐさま体から煤を落としてシルバーバレイへと向かった。




一方で、シルバーバレイに居るクリス達は美しい湖に流れ落ちる滝。そして雪の残る山などの絶景を見ながらお弁当を食べていた。


テイルス「このサンドイッチ最高ー！」


クリス「エラの料理は世界一だからね」


エミー「ソニックと一緒だったらもっと楽しいのに...」


テイルス「カオスエメラルドが見つかったって感じじゃないね」


クリス「ただの機械の異常だったのかな？焦って飛び出してきちゃったけど...」


確かにテレビでは機械に異常が生じたと言うだけで、宝石状のナニカが見つかったとは報道されていなかった。


テイルス「他に手掛かりないんだし、のーんびり探そっか！」


──ﾊﾞｼｬｱｱｧｧﾝ！！


そんな３人の前に突然巨大な水柱がわきあがった。


クリス/テイルス/エミー「「「うわああぁぁあ〜！？」」」


湖から胴体がカプセル状のメカが姿を現した。そのメカは逃げるクリス達をシャベル状の手で地面もろとも掬い上げて捕まえる。
　そして胴体のカプセルの中にクリス達を閉じ込める。


エッグマン「引っ掛かりおったわい」


空から小型飛行船に乗ったエッグマンが姿を見せる。


クリス「エッグマン！そうか、あのニュースを流したのはお前だな！」


エッグマン「近所の電波妨害をやったらマスコミが勝手に食いついてきただけじゃ」


エッグマンはクリスの言葉を否定するが、電波妨害をしたと言うことは少なくともエッグマンは何か企んでいるのだろう。


テイルス「人間たちってそういうとこミーハーだよね」


エミー「こんなの壊しちゃえばいいのよ！」


呆れるテイルスとは対照的に、エミーはピコピコハンマーを取り出して中からカプセルを何度も叩く。


エミー「えいえいえいっ！...っ、はぁはぁ(汗)」


しかし自分の体が疲れるだけで、叩いたカプセルにはヒビ１つも付いていない。


エッグマン「お前たちは、そこでソニックが倒されるのを眺めておれ！」


エミー「どういうこと？」


エッグマン「さてのう」


エッグマンが見る先には、ソニックの到着を待つナックルズの姿があった。

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