もっとあなたの「可愛い」が欲しいんです！ 【我妻善逸】

鬼殺隊員たるもの1日4食！(大嘘) ページ2

『1週間！？私、1週間も寝てたんですか！？』


「はい。しかも、体内の氷が溶けてから1週間ですから、実質2週間です」


『なんですと！？そんな……そんなに……








……………56食も食べ損ねてる！！』


「……A」


『はい？あえっ……？ど、どうしましたかしのぶさん……？そんなににこーっと笑って……』


「1日4食計算のあなたなら大丈夫です。氷漬けになった副作用で内臓が凍傷に陥っていると危険ですのでさぁ、注射をしましょう」


『凍傷と注射は関係ないのではないかと思われますしのぶさん！！あっ、まって、ぎゃぁぁぁあーーーー！！！』




うっうっ、としょげた顔で医務室を出て行くAの姿を見送り、しのぶはほっと安堵の息を吐いた。






「……良かった。お帰りなさい、A」






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「……」

『……？』

「……」

『……！』


ぺこり。


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「……いやおかしいだろ！何なんださっきの水柱との無言のやり取りは！？」


『ふっ、甘いね善逸。私と冨岡さんは実質指定関係。考えていることなど無言でもわかるのさ』


「マジかよ！！くそっ、Aに負けるとは……！！おいっ、そこの水柱！俺とも勝負しやがれ！！」


「ちなみに、冨岡さんはなんて言ってたんだ？」


『………………今日はいい天気ですね？』


「絶対わかってないだろそれ！？」


『くっ……バレてしまっては仕方ない……』


「やっぱりわかってなかっただろ！！」


『まぁ、そんなことよりも……君たちさぁ、特にそこの金髪の君さぁ』







……何か、異様に近くね？距離。

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