◇*.7 ページ7
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だけど…
｢…、｣
真凛｢じゃあ、もうサッカーはやめる？｣
翔｢だね｣
アズ｢あ、じゃあさ、今からカラオケ行かない？私半額券持ってて！｣
潤｢あり｣
真凛｢いぇーい！カラオケ！何歌おっかなぁ｣
花のことなんてもう欠片も頭にないくらい話は進んで
どう考えても今更掘り返せる雰囲気じゃなくなってしまった
いつもそう…
いつも私は何かを言い出すことに迷って
そのうち会話が流れて
言いたいことを言えないまま終わってしまう
吐き出せなかった言葉がいっぱい喉に詰まって
いつか窒息死してしまうんじゃないかって
時々怖くなるの
真凛｢何してんのA！行くよ！｣
｢ぁ、…うん！｣
花壇に置いてあった鞄を取る時
折れ曲がった花に一瞬足取りが揺れたけど
それを振り切るみたいにして
皆の元に走った
.
.
真凛｢でね、そん時にアズが怒ってパン投げたの！｣
翔｢なんだそれ(笑)｣
アズ｢違うの、あれは投げたんじゃなくて飛んでいったのよ｣
真凛｢いーや、あれは投げてたね｣
潤｢どっちにしろ食べ物を粗末にしたことには変わりねぇな(笑)｣
アズ｢そんなの私が凶暴女みたいじゃん｣
潤｢何か問題でも？｣
アズ｢はぁー？｣
翔｢二人とも道で喧嘩はやめてよ(笑)｣
真凛｢うん、あれは確実に投げてた｣
翔｢まだ言ってんの？(笑)｣
真凛｢ねぇ、Aも見てたよね？｣
｢…｣
真凛｢…A？｣
真凜の呼び掛けにハッとして
｢あっ、ごめん！そうだよね！｣
さっきの花のことばかり気になって、みんなの会話に全然集中出来てなかったことに気付く
適当に返事をしたけど
真凜は少し不思議そうな顔をしただけで、特に気に留める事は無く話は進んでいった
よかった…変に思われなくて…
そう、ほっと胸をなでおろした時
和｢…中瀬、気分悪いの？｣
｢…え？｣
左隣を歩いていた二宮くんの声が
突然上から降ってきて。
驚いて顔を上げたら
思ったより近い距離で目が合って
私はまたビックリして、二宮くんと反対側に仰け反ってしまった。
翔｢うおっ、ってAちゃん大丈夫？｣
｢…あ、翔くん！ごめん！｣
右側を歩いていた翔くんにぶつかって慌てて謝ったけど
その一部始終が馬鹿みたいで恥ずかしくて
｢…ごめんね、大丈夫です！｣
それだけ言うので精一杯で、全然左を見れなかった。
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和(プロフ) - (名前りんさん» りんｻﾝ、コメントありがとうございます！(*´ω`*)うわぁ、前作から…嬉しいです。有難いです。(´；ω；`)こちらも、前作に負けないくらい切なくするつもりなので(笑)、引き続き楽しんで頂けると嬉しいです！更新頑張ります(^^) (2020年4月24日 19時) (
レス) id: 1efda7f877 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - ひろこさん» ひろこさん、コメントありがとうございます(^^)わーい、めちゃくちゃ嬉しいです！甘酸っぱい青春…私も大好物です(笑)そんな青春を思い出して貰えるようなお話にしたいと思うので、また是非よろしくお願いします(*´ω`*人) (2020年4月24日 19時) (レス) id: 1efda7f877 (このIDを非表示/違反報告)
(名前りん(プロフ) - 新作も前作に引き続き大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: c02e8af171 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ(プロフ) - この甘酸っぱい感じ。大好物です！和さんの作品、大好き！ (2020年3月28日 8時) (レス) id: 7819f221c3 (このIDを非表示/違反報告)
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