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先輩の温もりも冷めぬまま、斗亜くんの場所まで向かう。
『ごめん、おまたせ〜』
斗亜「、、」
『斗亜くん、?』
そっと顔を覗き込む
『泣いてるの、、?』
目が充血していて、頬に涙がたれていた
『、、ごめんね』
斗亜「西村くんは?」
『いないよ』
斗亜「そうやなくて、西村くんはどうしたん?」
いつもよりあたりが強い斗亜くんに驚く自分。
『、、』
斗亜「告白、、されたんちゃうん?」
なんで知ってるの?
なんて、聞く暇もなく
風がいつも異常に冷たく感じる。部活をしている人たちの声もやけに小さく感じる
『、、うん、、』
斗亜「斗亜のことはええから、西村くんにほんまの思い伝えてきぃや」
『え、、』
なんで、、
斗亜「はよいき、まだ教室おると思うから」
『、、』
拳をギュッと握る。
斗亜くんに申し訳なくて、、
知ってて、、同情心なのも全部分かってる斗亜くんに、申し訳なさすぎて
斗亜「ほんまに、気にせんといて」
ギュッて、抱きしめられる。
斗亜くんの温もり
『、、わかった』
一瞬だったけど、すごく居心地がいい気がした
斗亜「いってらっしゃい」
最後は、泣いてても笑ってくれる斗亜くんに胸が痛くなりながらも
『うん』
西村先輩がいる教室へと向かった
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Mikey(プロフ) - ありがとうございます! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 1e90fb354a (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 完結していたんですね・・、気づかず・・。お疲れさまでした! (2023年2月7日 9時) (レス) @page9 id: fe64d47c39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mikey | 作成日時:2023年1月19日 20時