西村先輩！振り向いて？

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斗亜「じゃあ、また来るな」


『うん、ありがと』



斗亜くんを玄関まで見送り、その場に立ち止まる。






自分がしたことで斗亜くんを傷つけてしまったかもしれない。





拳を握りしめる。








ブー





ズボンのポケットに入っているスマホがなった。







拓哉今週末あいとる?






西村先輩から







嬉しいはずなのに、素直に喜べない








A空いてます






『さむっ、、』







自分の部屋に行って寝ることにした



















気がついたら夜になってて



『やば、、寝すぎた』





時計を見ると、20時。




3時間くらいねてしまった。






スマホの通知を開くと、さっきの会話の続きが来ていた。








拓哉その日二人で遊ばん?






、、、







あそんでいいのだろうか






好きな人と、二人きりで遊べる。




めちゃめちゃ嬉しいのに、、








これで最後にしよ








A遊びたいです!








これでおしまい。






西村先輩のことを好きでいるのも、




斗亜くんのことを友達として見るのも








私は斗亜くんのことを好きにならないといけない。






涙が出そうになるのを必死に抑えて自分に言い聞かせた。

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