最弱は最強でした。【2j3j】

第35話 ページ40

夢主side




？？？？「ほんっとにごめんなさい！！！」




『あ、いや、全然…』


目の前には私に向かって土下座をしている赤毛の人



そして私の顔はびしょ濡れになっている


…え、何があった？

まず現場が理解できない





待て、落ち着いて思い出せ



確か…3分前くらいかな？


私はトイレに行ってて



トイレから出てきた時に誰かとぶつかり


フラスコみたいなやつに入っていた液体が私にかかったんじゃなかったっけ





あ、それで今私とぶつかってしまったと思われる人が謝ってきてるのか


理解理解()



？？？？「本当にごめん…
　 ちゃんと前見てなくて…」



『そ、そんな、顔あげてください
　私が悪いので…』


？？？？「いや！私が悪い！」



ガバッと顔を上げる赤毛の人


？？？？「とりあえず私の部屋おいで！
　 顔拭かないと…！」


『いや、これくらい大丈夫ですよ』


？？？？「ダメ！風邪でも引いたら大変！」




『えっ』



私の腕を引っ張り、どこかへ連れて行こうとする赤毛の人




っていうかこの人の名前知らないわ

赤毛の人って言うのなんか申し訳ない…



『あの、せめて名前を…』



アンジュ「あ！ごめんね！
　 私はアンジュ・カトリーナ！
　 研究班所属で、錬金術師やってるよ！」



アンジュさんっていうのか

私も自己紹介しないと…


『私は近距離戦班所属の、A・リアン、です…！』

アンジュ「そうなんだ！よろしく！」



腕を引っ張られながらだと喋りづれぇよ(






そして軽く自己紹介をし合っていると研究班の部屋の前に着いた


扉はしまっているのに少し薬品っぽい香りが漂ってくる




アンジュ「ちょっとここで待ってて！」


そう言われて廊下で待っていると少ししてアンジュさんがタオルを持って部屋から出てきた




アンジュ「と、とりあえずこれで拭こ！」



『あ、ありがとうございます』




アンジュさんがくれたタオルで濡れた髪と顔を拭く





『タオル、ありがとうございました』


ある程度拭きおわり、タオルを返却する




アンジュ「ほんとにごめん！！！
　 お詫びといってはなんだけど...これあげる！」



そう言って紫色で半透明の綺麗な宝石のようなものがついているストラップを手渡された


.

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