1人じゃできない夢の続き ─Ryuga.s (ページ36)

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episode36 ページ36

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直:Aちゃんは？

龍:まだ…

手術から10日。

Aちゃんは目覚めてない。

普通は一晩で目が覚めるのに……

お医者さんも、わからない。

龍:俺が手術始まる前会わなかったからかな…

俺が会いに行けなかったからかな……ｯ

雄:そんなことない。

Aちゃんの夢は龍我が必要で

龍我の夢にもAちゃんが必要。

ほら、コズメロの歌詞思い出して？

──ひとりじゃできない夢の続き

手と手を合わせて握れ──

今は直接じゃないけど、龍我は Aちゃんと手合わせて一緒に頑張ってる。

その気持ちをAちゃんが裏切るわけないと思う…な。

大:うん。

それに、生きてるんだから、

コズメロの曲も、お菓子の匂いも、感じてるんじゃないかな…

一:俺、普通に生きてたらこんなうるさい人達と出会わないよ。でもジャニーズに入って出会った

龍我を通してAちゃんって女の子にも出会った

こうやって一緒に活動したり、ひとつのことに対して6人で頑張ってると

これって奇跡だなぁって思うの。

そんないろんな奇跡が起こってきたから

きっとAちゃんにも奇跡が起こるって信じてる。

直:一世すごいこと言うじゃん

雄:うるさい人達ってちょっと気になるけど？(笑)

飛:……今日はAちゃんに何買って行く？！？！

一:んー、タピオカ？

雄:それ一世が飲みたいだけじゃん(笑)

大:あれは？チーズすごい伸びるやつ！

直:それ大昇が食べたいだけでしょ(笑)

龍:…栗。おいしーい栗。

秋になると、いつも近所に栗が落ちててね、

ふたりでよく食べてたから。

飛:じゃあ栗拾いしに行くか！！

雄:いえーーい！

大:いやこれから撮影だから！！

一:はい龍我保冷剤

目腫れてるよ？

龍:ありがと…ｯ

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