1人じゃできない夢の続き ─Ryuga.s (ページ11)

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episode11 ページ11

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あっという間に時は過ぎて

高校1年生になったわたしたち。

龍我は辞めずにジュニアを続けて

あの夏から毎日忙しい日々を送っていた。

東京B少年っていうユニットができて

冬は帝国劇場、春はシアタークリエ、夏はEXシアターのライブ漬けで

中学3年生は遊ぶことはもちろん、

バラたら大変ってことで一緒に登下校することもできなくなった。

高校は、龍我は都内の高校で

わたしは、学校の先生になるために地元の進学校へ進んだ。

龍:Aちゃん！！！うわぁ、制服似合ってる！

スカート短くない？！？！

あ:え？普通だよ？

龍:膝上…何センチ……

あ:龍我もお年頃だね～(笑)

龍:ち、違う！うちの学校のスカートが長いから見慣れないだけ！

あ:龍我、ネクタイできるの？

龍:…今日は、とぉちゃんにやってもらった

今日はね？！

…ほら！行こ！！！

今日は龍我が久々のオフで

制服を着て遊びたいって龍我の願いで遊ぶことに。

手を差し伸べくれたけど、もう高１だし

“彼氏じゃない”人の手を握るのはちょっと恥ずかしくて。

あ:うん！

龍我の後ろをちょっと離れて歩いた

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