【wrwrd!】食害様専属シェフ【男主】

三十五品目 完璧/zm.side ページ35

Aが、何か持っているのに気がつく。
それは


「ところでショッピさん、このケーキは貴方のなんですね。」


オスマンが食べてしまったはずの、チョコレートケーキだった。

というかそのオスマンはいつの間にか逃げている。

俺らが目を見開いて驚いている中、淡々と話が進む。


「そうっすね。俺のっす。」

「あぁ、良かった。野菜を入れたらこのケーキのはいれる場所がなくなってしまいまして。

持ち主を探していたんですよ。」


そう言って、Aはフォークと共にあるはずのないケーキをショッピくんに渡した。

っす、と言ってショッピくんは自室に戻っていった。

そしてショッピくんの姿が完全に見えなくなると、みんなでAに迫った。


「あのケーキどっから出したん！？」

「オスマンが食べたんに…！」


次々に声をかける。すると、落ち着いてください、と言うAの言葉にみんなが静かになる。

味は分からないが見た目、大きさ等は完璧に同じだった。

なのに、こいつは平然とやってのけるようだ。


「あれは俺が作ったものですよ。オスマンさんの助言を頼りに作成しました。」

「めう〜」


いつの間にかいなくなっていたオスマンの姿もあった。


.
もっとshpくんのシーン書きたかった。

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