この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

番外編：国見好きになったきっかけ ページ6

国見side



アイツは、よく屋上で一人で泣く

癖があった。クラスは違うけど


アイツが金田一と同じクラスって

事で自然と友達になった



いつからか、期末テストがあり


アイツが唯一得意なのが音楽


数学も多少出来るけどそこそこだ

とは思う



ある先輩に憧れて、音楽を好きに


なって 勉強してたらしい



でも



その先輩に努力の無駄と言われ



その言葉の通り



負けてしまった




「ひっく……ぐす……」


国見「………」



そーっと屋上を除くとやっぱりアイツ


がいて軽くため息をこぼす



ゆっくり、ゆっくりとAに

近付いて



国見「ここ、1人になりたい時は
うってつけの場所だよな」


「……！」


俺が声をかけるとは！っとし

ゴシゴシと涙を拭う


もう、分かってるから



国見「バカ、目腫れるから」


ゴシゴシと拭う手を止める


「バカはアンタでしょ」


国見「はは、どーだか」



「私、次も頑張るから」



へぇ



国見「じゃあ、期待してる」



それからか守ってやりたい


と思うようになった



これって好きなやつにしか思わない


んでしょ？



まぁ、今となってはあどけない

関係だけど




それも、愛情表現

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