この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

どうにかして41 ページ44

劇本番



妃
　 鏡よ鏡、この国で“一番”

美しいのは誰だぁい？ まあ、

私だということは、決まっているけど――。

鏡
はい、お妃さま、それは白雪姫で

ございます！

妃
なっ……!? 今、何と言いました？

鏡
ですから、この国で“一番”綺麗なの

は、いつも、誰にでもお優しく、綺麗

で美しい白雪姫でございます！

妃
　な、なんということ……！

えぇい、私より美しい女なんて、

いてたまるものですか！狩人、狩人！


狩人一郎
　 はい、お妃様。何の御用でござ
いましょう
。
妃
　 いいかい、私はもう、あの白雪

姫の顔を見るのは嫌なのさ！ 森へ


でも連れて行って、殺しておくれ！


狩人二郎


　あの、お優しい白雪姫を、ですか？


妃

つべこべ言わずに、さっさと連れ


て行きなさいッ!!


狩人太郎次郎

　は、はい……。

ナレーター

　 なんということでしょう！

白雪姫は、お妃のわがままで、殺さ

れてしまうことになってしまいました。



白雪姫A

　 あの、狩人さん、こんな森の奥に

私を連れてきて、どうするおつもりな

んですか……？



及川「きたああああああ！」


岩泉「騒ぐな！ガキか!!!」


及川「とか言って嬉しくせに！」


花巻「ここだけで、普通に凄いな、
演技力」


天童「衣装とかマジ可愛すぎか」


狩人A

　 それは、その……。

狩人B
　 なあ、やっぱやめよう、いつも

白雪姫は俺達に優しくしてくれたし、

その白雪姫を殺すなんて、無理だ！





国見「俺が代わりに殺してやるよ」



白布「お前キャラ変わりすぎじゃない？」

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