この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

どうにかして12 ページ14

Aside


好きな人、好きな人……





「あああ！マジで分かんない！」


及川さんはただの気が合う友達、


先輩で…


岩泉さんはオカンとかオトン系で←






でも、2人とも本気で好きなんだよね




私のどこを？



好きになるようそなんて1度も……




すると夜遅い時間に電話がかかって


きた





みな「A〜！元気？」


「みなたーーーん！元気だよ！」



みな「良かった！なんか悩み事とか
ない？」








ほんと、タイミングいいのか悪いのか




「ねぇ」


みな「ん？なに言ってみな？」


「恋って、なに？」



みな「……。」



「好きって、なに？」



みな「……」


「恋愛って、そもそも！」


みな「私ねー」



私が耐えきれなくなって取り乱した

と同時に、みなが言葉を遮った



みな「及川さんの笑顔が好き」



「………」



みな「及川さんの優しいところが好き」



「………」



みな「及川さんの声を聞くだけで
凄く幸せで、嬉しくて、今日も頑張ろう
って思うようになって、もっと自分を見
て欲しくて」



及川『ねえー！今日の俺どうー？』


みな「困っているなら、助けてあげた
い」



岩泉『辛い時は、甘えていいから』



みな「何かあったら、すぐに自分が
気づいてあげたい」


国見『ここって、一人になりたい時
にうってつけの場所だよな』



「………」


みな「 大事なことに気づけたなら、
次はもっと素直になりたい」


花巻『この前はごめんな、本当はさ』


みな「一緒にいてドキドキするし
他の子と一緒になんていて欲しくないし」



国見『月島とか仲良すぎ』


及川『はい終了〜』



みな「ただ、伝わって欲しい」



月島『洗い物、拭くからかして』




みな「それが、人を好きなる瞬間
じゃないかな」




「う……」




優しくて、綺麗な声が私の心を

揺さぶる


みなの一言一言が胸に突き刺さり


言葉を飲み込む



私は、誰にそんな感情を抱いてる

のかな




みな「分かるのは、アンタだけ
気づけるかどうかはアンタ自身」



「みな……」


みな「もし及川さんと付き合っても
私は全力で応援する！」





゛頑張れ！゛

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