合縁奇縁～第二章真実一路～ (ページ4)

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第十五話 -旅立ち- ページ4

翌日。

ついに、エルーと鈴を探す旅がはじまろうとしていた。

A「ふぁ…ぁ、よく寝た。」

…朝。

私は、ベッドの上で一人伸びをして起床した。

斬はもう起きてるかな…？

時計を見ると、もう六時を回っていた。

着替えて協会の食堂に行く。

すると…

斬「おはよ、A！」

A「おはよう。斬、準備できた？」

斬「バッチリ！」

A「お！私もできたよ。…九時くらいに出ようか」

斬「了解！」

A「朝ご飯作ってくる」

そう言って私は席を立った。

そして、真っ直ぐキッチンへ向かう。

特にお腹も空いてなかったので、目玉焼きトーストを一枚だけ作って食堂へ向かう。

A「頂きます」

辺りを見回すと、斬はもういなかった。

きっと部屋に戻って用意をしているのだろう。

A「…」

一人だけの食堂は、何処か淋しい気がした。

………。

二人とも、今頃どうしてるだろ。

元気に、してるかな。

待っててね…、直ぐ助けるから。