未練、想い2【五条悟】 (ページ3)

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「じゃあ僕がその見張り役をやる。」

『元々頼むつもりだったよ。』

「あーあ、妬いちゃうなー。呪い相手でも喋ってるの見ると嫉妬しちゃう。」

ぎゅうぎゅう音が鳴りそうなぐらい抱きしめられる。

『…ここ学校だよ。』

「悠二はもう帰ったし誰もいないよ。」

目隠しを外し、視線が交わって、唇が触れる。

『ちょっとやめてよ、』

「今日泊まりに来てくれる？」

『…泊まらない。』

「だめ、じゃあやめない。」

角度を変えて何度も繰り返される。

『ちょ…、わかった、泊まるから……ご、じょ…』

「悟って呼ばないとやめない。好きなんでしょ、僕とキスするの。」

舌で唇を撫でられる。

ーｶﾞﾀﾝ‼︎

…え？

「お、おかか……」

扉の横で真っ赤な顔した狗巻くんが尻餅をついて、首を左右に振っている。

「狗巻くん！どうしたの！」

バタバタと走ってくる2年。

教室を見て、乙骨くんが携帯を出す。

「あ、警察ですか？変質者が「待って待って！」…冗談ですけど。」

『…私教師失格だ。辞めようかな。』

「いーじゃん別に生徒にバレたって。」

「とりあえずAから離れろや。」

真希ちゃんに引かれ2年生の元へ。

冷めた目で五条の事を見ている。

狗巻くんはその場に屈んで「おかか」しか言わなくなってしまった。
(何も見てないよって事だと思う。)

『…みんな帰ったんじゃなかったの？』

「数学わからなくて聞きに行こうってなって。
……付き合ってるんですか？」

『……付き合ってない「なんで嘘言うの？」付き合ってます。』

しばらく2年から質問攻めに合い、私のライフは0

「じゃ、僕たち帰るからまた明日ね〜
君らも早く帰りなよ。」

『寮に帰るってば、』

「だーめ、一緒に寝たい。」

『生徒たちの前で言うな、二度と喋れなくすんぞ。』

夕日で赤く染まる教室。
その場を後にした。

･

ーその頃生徒たちー

「Aさんかわいそう。」

「俺らの前でいつも暴露されてんな。」

「…クズのこと好きなAも変なんだけどな。」

「おかかぁ……」

*
ピュアな棘くんでした！
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