・ ページ27
・
変な別れ方して未練タラタラで、どうしようもなかったのに。
もう一度やり直す機会をくれてありがとう神様。
・
『…ねぇ、遅刻するから起きようよ。』
「…おはよA。Aって僕のお嫁さんだよね?夢じゃないよね。」
『頭叩いたら思い出す?』
毎晩骨がミシミシなるぐらい強く抱きしめられて、そのまま朝を迎えて、毎朝夢じゃないか確認される。
悟の腕から抜け出せる日は抜け出して朝食を準備するけど大体無理。
『今日も朝ごはんないよ。』
「いいよAを食べる。」
ガブリと頬に歯を立てられる。
「はぁ〜好きすぎてため息出る。」
『ちょっと何言ってるのかわかんない。本当に遅刻するから起きようよ、』
「飛べば間に合うでしょ。」
高専ではややこしいから旧姓のままがいいと言ったが、五条じゃないとダメと言われて、旧姓は却下された。
プロポーズ後、悟の実家に挨拶へ行った。
御三家と呼ばれる家に嫁ぐのってどれだけ大変なんだろう、と思ったけど案外すんなりと受け入れてもらえた。
(一級呪術師ってことに喜んでもらえたのかな?)
「私よりもブス」「礼儀がなってない」とか言われて
一部のお手伝いさんからはいい顔されなかったけども。
まあそんなお手伝いさんの力など借りなくても自分たちでやっていけるし、会うこともほぼ無いだろうし無視した。
そして正式に入籍した。
……名義変更がすごくめんどくさかった。
名前が変わった以外で、特に今までの生活と変わりなくて、同棲生活の延長線上を歩いている気分。
「僕と結婚してくれてありがとう。」
「幸せ過ぎて溜息がでる」と優しく微笑む彼に心がまたキュンとする。
もし本当に神様がいるなら、もう一つお願いします。
どうかこの幸せが一生続きますように。
ーfin
897人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くまこ(プロフ) - riyaさん» ありがとうございます(;o;)先程番外編公開しました! (2021年8月21日 9時) (レス) id: aae8dbd6e7 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 良かったです。番外編楽しみに待ってます。素敵な物語を読めて感謝 (2021年8月21日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます! (2021年8月18日 0時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 次も、楽しみにしてます (2021年8月17日 12時) (レス) id: 104e5b7174 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月10日 20時