未練、想い2【五条悟】

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ー五条sideー




今日は何の日？なんでもない日。だからプロポーズして記念日にしようと思った。



今日のために実家に帰って、ちゃんと結婚する意思を伝えて、

1年にAが僕と結婚する気があるかどうか聞いてもらった。
…これはずるいかもしれないけど。



Aにバレないように指輪を買いに行って、スーツを新しくした。


場所も考えたけど、Aは高専が好きで、生徒たちの事はもっと好き。だから学長にちゃんと許可取って(偉くない？)高専のグラウンドを選んだ。


生徒たちにお願いして、Aを連れてきてもらうように頼んだ。



今までたくさんの女性を見てきたし、付き合って来たけど、Aの事は本当に心から大切にしたいと思った。

隣にいてくれるだけで世界がこんなにも変わる。




「…僕と結婚しよう。」


『……私でいいの？後悔しても知らないよ。』


「Aがいい。」




Aはびっくりしてたけど、涙を流しながら結婚すると言ってくれた。




「…よかった、指輪付けてくれる？」




頷くAの左薬指に指輪をつける。


Aに似合うと思って用意した指輪は、Aがつける事でより一層輝いた。




「愛してるよ。」


『…私も、愛してる。』




周りから祝福の声をかけられて、拍手を送られる。


やっぱりここでよかった。




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