番外編〜ヤクザと看病〜 ページ15
『っあ"ー、頭痛い。これ完全に風邪引いたわ、、、。』
気持ちの悪さで朝早くに目覚めた。身体は熱いのに寒気が酷い。足元がふわふわとおぼつかない。
体温を測ると案の定38.6度という高熱だった。
熱を出したのは子供の時以来で、そのときは両親に看病してもらっていた。今は1人暮らしで頼る人間が居ない。ガンガンと頭が痛み、熱からくる心細さで涙が出てきた。そのときだった。
「オラ起きろブスろくに更新もしねえくせに番外編なんて調子こいてんじゃねえ、って、どうしたお前。」
ガチャリとドアが開き、治安の悪いヤクザがズカズカと入り込んでくる。てかなんでお前は勝手に合鍵作ってんだ殺すぞ。
『ん、左馬刻、、』
「何泣いてんだ怖い夢でも見たのか?」
いつになく優しい手つきで頭を撫でてくる左馬刻。見てねえよ乙女か熱出たんだよ察しろポカリ買ってこい。
「うお、熱。具合わりいのかよ。大丈夫か?」
『大丈夫じゃねえよ、、、、』
「無理すんな寝とけ。」
『ママ大好き、、、、、』
「誰がママだ。」
布団に入り目を瞑ると、左馬刻が優しく頭を撫でてきた。え、なんでそんなことすんの?何?ツンデレ?キモ。
「聞こえてんぞ。」
『ひいごめんなさい沈めないで、、、、』
「沈めねーよ、今日は看病しててやっからゆっくり寝ろ。」
『仕事しろよ。』
「うるせー殺すぞ、なんか食いてえもんあるか?買ってくる。」
『なんで今日そんなに優しいの?怖いんだけど。』
「あ?いつも優しいだろうがクソダボが。」
『お前やべえなそれ本気で言ってんのか。』
「あーうるせえな良いから寝ろ、心配してんだよこっちは。」
心配してる。そんな言葉が左馬刻から出るとは思ってもいなくて、不覚にも少しドキッとしてしまった。
左馬刻も自分で言っといて照れたらしく、顔を赤く染めチッ、と舌打ちをした。
「オラ早く寝ろ、悪化すんぞ」
強引に手で目を閉じさせられる。その手は暖かくて、私はすぐに眠りに落ちることができた。何これマジックハンド?(小ボケ)(黙れ)
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みけらんじぇろ - こうさん» ひい、、、たいへん長い間お待たせしてしまいましたごめんなさい、、、、服きてください、、、、お待たせしました風邪ひいてませんか、、?バファリン持ってきますね、、、、 (2019年6月13日 20時) (レス) id: 69e2dfc659 (このIDを非表示/違反報告)
こう - 此処のコメ欄パンツ大好きかよw更新されるまでパンイチで待ってます(便乗) (2019年5月24日 20時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
みけらんじぇろ - 失格人間。さん» おっととんだ変態だ通報通報、ありがとうございます遅くなってしまって申し訳ありません頑張りますありがとうございます!! (2019年5月3日 16時) (レス) id: 69e2dfc659 (このIDを非表示/違反報告)
みけらんじぇろ - スベヌコ第4号さん» 遅くなりました申し訳ありませんまだパンイチで逆立ちしてらっしゃいますか、、、???そろそろ死にますよ服着てください、、(誰が待たせてると思ってんだ) (2019年5月3日 16時) (レス) id: 69e2dfc659 (このIDを非表示/違反報告)
みけらんじぇろ - あさぎさん» ありがとうございます滅茶苦茶に嬉しいです、、、服は着てくださいそして頭をお上げください更新遅くなってしまって本当に申し訳ないです (2019年5月3日 16時) (レス) id: 69e2dfc659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みけらんじぇろ | 作成日時:2018年11月3日 22時