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身体がコンクリートに
打ち付けられる。
心臓の音がやけに煩くって。
ああ、生きてるんだなって、
場違いだ。
ド「はッ…はッ…強ぇえ…!!」
マ「………」
A?「身の程を思い知ったかな、
所詮人間。吹けば飛ぶ愚かな命よ」
____結論から言うと、力は歴然の差だった。
マイキーとドラケンは、
コンビネーションが良い訳では無かった。
ただお互いを知り、互いに認めあっていた。
ただそれだけで、
A「もう飽きたよ、君たちとの遊戯は。
…
黒く光るそれを構える。
それにもう、
マ「…オレさ、兄貴が死んで辛かったんだ」
A?「……は？」
マイキーは、ゆっくりと立ち上がった。
照明の光を反射する
息を忘れるほど綺麗で。
マ「オマエも辛いはずなのに、前を向いていて。
それがすごいと思うと同時に、理解できなかった。
兄貴が死ぬんだったら、
みんな死んでしまえばいいと思ってた」
マ「なのが正しくて、
なにが間違ってるのか分からなかったんだ」
武道「マイキー君……」
マ「でも、今は違う。」
一発 蹴り込むマイキー。
ギリギリで避ける蛇。
心なしか、蛇は焦っているようだった。
マ「正しさも間違いも、そんなのなくて、
ただ、今感じる胸の痛みはホンモノだから」
「オレはオマエが好きなんだ、A」
ｶﾗﾝｯ
彼女の掌から、稀咲の拳銃が転がり落ちる。
マイキーの足元に当たって止まった。
もう、時間はない。
A「…殺して、マイキー」
君の温かい瞳が、好きだった。
悲しみも苦しみも全て背負う、
その背中が好きだった。
最初こそ、真一郎に重ねていたと思う。
声も、顔も、笑い方も、全部君にそっくりだった。
それでも、ああ、
『…オマエが忘れても
兄貴もオレも忘れねぇよ、心美』
『だから心美も 負けてねぇ』
『いつか オマエとも喧嘩してーな』
違った。佐野万次郎は、佐野万次郎だ。
『オレは オマエも絶っ対ぇ連れてくから』
そんな君を、好きになった。
ヒヤリ、額にあてがわれる銃。
A「……ありがとう、万次郎」
もし、また幸せな世界で君に出会えるなら、
マ「ありがとう、A」
今度こそ 愛を伝えるから。
「______バイバイ」
―――ﾊﾟﾝｯ
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！！！(プロフ) - おいどんさん» ありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです！そうですね…続編はまだ悩むところですが、過去のお話はありかもです！かける時に少しずつやってみようかと思います！ありがとうございました♪ (2021年9月28日 11時) (
レス) id: cbd2d135ba (このIDを非表示/違反報告)
おいどん - なんか最後の方涙で全然見えなかったけど、すごく面白かったです!!続編めちゃめちゃ見たいです!!真一郎と両思い?だった時の世界線もみたいです!!! (2021年9月28日 1時) (レス) @page9 id: e404c70624 (このIDを非表示/違反報告)
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