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全てを奪うつもりはなかった。


泰平を目指して、民が笑い合える世の中を作りたいだけだった。


それには秀吉の目指す泰平は守るべき弱者にあまりにも厳しく排他的だった。だから。


まさかそれが三成から全てを奪う結果になってしまったなんて。


しかしそれならば最後まで自分が終わらせるべきだろう。


本当に必要な犠牲なのか。まだ間に合うんじゃないか。


否、乱世はそんな甘い考えで渡り 終わらせられるものではない。


「家康ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」


「三成……!!」


ああ願わくば 共に泰平を迎えたかった。


さようなら友よ。

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月1日 20時

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