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｢…でも｣
｢いくら姫様といえど限界はあるはずです
今貴女様が倒れてしまえば三成様はいとも簡単に折れてしまうでしょう｣
あぁ そうだ
まだ終わった訳じゃない、1人で戦う訳じゃない
｢私は軍師として、軍医として真っ当するつもりだよ
これ以上秀吉様と兄上が築き上げたものを失うわけにはいかないんだ｣
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早急に西の武将たちに文を送り、兵士たちの鍛錬に励む日々が続いた。
来たる徳川率いる東軍との戦のため。
そして戦は明日に迫っていた。
｢三成君、もし西軍が負けたとしても君だけは生き延びるんだよ｣
｢…唯桜様は？｣
｢私のことはいいから｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月1日 20時
