らいおん君が本気の恋をした話【2】 (ページ14)

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ふわっと温かなやわらかい感覚に目が覚めた。

いつのまにか寝ていたみたい。

SAに寄ったみたいで私もトイレ行きたい。

人もいないからって2人で車を出た。

外でこうやって2人で歩くのははじめて。

こんなに人がいない真っ暗な静かなSAで

なんだか悪いことてるみたい。

誰もいないところで人の目は気にしなくていい。

残り少ない恋人期間だから少しだけ

恋人気分を味わっていいですか？

彼の腕にてを回せば少しびっくりしていたけど

特に何も言うこともなかった。

車までの間トラックからおじさんがおりてきて

絡んだ腕を離そうとしたらギュッと樹くんの腕に力が入った。

離さなくていいよって言われているみたいで

勝手にそう解釈して樹くんの腕をギュッと握った。

『じゅりくん』

「あー？」

『なんだかいけないことしてるみたいだね』

「なんだそれ」

そうやって呆れたように

彼は笑った。

それから家までは早かった。

家につくと樹くんはソファーに横になった。

やっぱり疲れているのに申し訳ない。

毛布をかけて電気を消しす。

ここで寝たら起きれるか不安で寝るのをやめた。

寝室で一人ぼーっと考える。

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