イケメン4人の好きな人は私…らしいです。 (ページ3)

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03ー貴女sideーページ3

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A「えっと…あのっ……すいません！！」

岩橋「あ、え、Aちゃん！待って！」

まりな「もうA？！先輩、すいません！」

またまた逃げてしまった。

まりな「ちょっとA、何やってんの…。」

A「だってさ、おかしいじゃん！なんで私なの？私、何かした？」

あ、

もしかして

何かの罰ゲームで…とか？

今まで

接点のなかった先輩たちに

告白されるなんて

それしか考えられない…。

まりな「まぁ、びっくりだよね。」

A「…本返しそびれちゃった。」

まりな「また明日だな。」

帰り道、

まりなとバイバイして帰宅。

「よっ！」

A「は、なんでいんの？」

リビングに神宮寺…。

神宮寺「なんでって、今さら言うか？」

神宮寺は

実は幼馴染みだったりする。

なのに苗字呼びな私←

よくウチに

勝手に上がり込んでくる。

A「はぁ…。」

神宮寺「なんだよ。」

悪いけど、

神宮寺には話したくない。

岩橋先輩にまで

告白されたなんて言ったら

冷やかしが増すもん。

って言っても

神宮寺と岩橋先輩も

仲がいいから

すぐ耳に入るんだろうけど。

ちなみに

岸先輩と岩橋先輩、

神宮寺と顕嵐は

学校の中で注目されてる4人。

何故はわからないけど、

自然とその4人が

よく一緒にいるようになってた。

一応、

心配そうな目で見てくる

神宮寺を横目に

二階の自分の部屋へと向かう。

神宮寺「おい、なんだよ。言いたいことあるなら言えば？」

A「ない！」

今、神宮寺とは

話す気分じゃないや。

神宮寺「Aー、メシだってよ。」

ん…？

どうやら私、

寝てたみたいです。

てか…

A「まだいたの？」

勝手に

人の部屋に入ってきてるし。

神宮寺「俺も食べて帰るから。」

A「そっか。」

なんかもう神宮寺は

ウチの家族みたいだ。

いつもいて当たり前。

神宮寺「おばさん、ご馳走さま！じゃ、俺帰るわ。」

A母「勇太くん、また来てね。」

神宮寺「はーい！また明日な、A。」

肩に手を乗せて

そう言われても

私は…

A「はいはい。」

と素っ気なく返すだけ。