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57ー貴女sideー ページ7

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手当てが終わって

授業に戻ろうとする顕嵐を

引き止めてしまった。






A「えっと……私、なにやってんだろ?」






自分の行動が謎すぎて

言ってることも謎…。






顕嵐「俺に聞くなよ(笑)。」






顕嵐が笑って

そう言ってくれたから

あまり考え込まずに済んだ。







顕嵐「良かった。Aに拒否られなくて。」

A「え?」






顕嵐は

私がちゃんと返事ができないせいで

きっと悩んでるんだ。






顕嵐「俺、Aの気持ち無視して、酷いことしてるのにさ。」

A「そんな…自分を責めないでよ…。」






なんて言うけど

悪いのは私。





私のせいで

顕嵐は自分を責めてるのに、

そんなフォローする資格は

私にはない。






顕嵐「ごめんな。…そろそろ戻んないと。」

A「うん…。」







顕嵐の後について

体育館に戻ると






まりな「A!大丈夫?!」





って私を心配してくれる

まりなの言葉とは対象的に

″顕嵐とどうだった?″ と

顕嵐ファンの子たちの

質問攻めがすごかった。






A「顕嵐は手当てしてくれただけ。ケガは軽いし、すぐ治るよ。」

まりな「良かったー!」

神宮寺「A、大丈夫か?」

A「うん、平気。」






神宮寺にも

心配かけちゃったみたいだね。





顔を見たらすぐわかる。








体育の残りの時間は見学して

授業は終わった。







ーーーーーーーー






神宮寺「A、帰るぞ。」

A「えっ?」






放課後、

神宮寺に強引に連れ出された。






A「…家、こっちじゃないけど?」






明らか、

自宅とは反対方向に進んでる。






神宮寺「いいの!」

A「どこ行くの?」







神宮寺は

私の右手を気遣ってか、

左手を引いて

街を歩いて行く。






神宮寺「よし、観るか!」

A「え、なにを?」






よく見ると

目の前には映画館。






神宮寺「この間、断られたし。しかも先に岩橋と行くしさ。」

A「ごめん…。」

神宮寺「ま、許してやるよ。」

A「…何様なの?」






神宮寺の上から目線には

いい加減、慣れてるけど。







適当そうな人間に見えて

約束は忘れないでいてくれる

真面目な人なんだよね。

58ー神宮寺sideー→←56ー顕嵐sideー



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あみ - 楽しみです(^^)頑張って下さい! (2015年6月11日 0時) (携帯から) (レス) id: 8439421e48 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 玄樹くんのはないんですか? (2015年6月11日 0時) (レス) id: 9f44cb88d4 (このIDを非表示/違反報告)
PUU(プロフ) - 頑張ってくださぃ!!!完結、楽しみにしてますっ♪ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 0911b9969a (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - あみさん» ありがとうございます!もうすぐ移行して完結です(^^) 最後まで、よろしくお願いします! (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - PUUさん» えっ!そんな感想をいただけるとは!もう最高に嬉しいです♪ ラストスパート、頑張ります(*^^*) (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田 苺花 | 作成日時:2015年5月13日 22時

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