65ー貴女sideー ページ15
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顕嵐の涙を見たのは
これが初めて。
顕嵐は
何も悪くないのに…。
A「顕嵐…。」
そっと顕嵐を抱きしめた。
チビの私には
背の高い顕嵐に抱きつくのが
精一杯なんだけどね…。
顕嵐「ごめん…俺、カッコ悪…。」
そう言って
私から離れる顕嵐。
A「そんなことないよ。私こそ…ごめんね…。」
顕嵐「いや、Aは悪くないから。」
私の頭に手を置いて
今度は笑ってくれる。
顕嵐のこの顔が
一番好きだな…。
顕嵐「着いたよ。」
お互い無言で歩いてて
気付いたらもう家の前。
顕嵐「じゃあな。」
A「うん。」
顕嵐は一瞬、
顔を近付けようとしたけど
途中でやめた。
ちょっと期待してた自分も
ホントに嫌。
A「ただいまー。」
家に帰っても
神宮寺は来てない。
お母さんもいなかったから
とりあえず部屋にこもるけど
やっぱり落ち着かなくて。
神宮寺に
メールを送ってみるけど
返ってくるはずもなく…。
自然と足は
神宮寺の家に向かってた。
チャイムを鳴らしても
出てくる様子はなくて
ドアノブに手をかければ
鍵がかかってなかったから
簡単に開いた。
A「お邪魔します…。」
隣に住んでいながら
神宮寺の家に入るのは久々…。
いつも神宮寺が
ウチに来る方だから。
A「神宮寺…？いる？」
部屋をノックして声をかけた。
するとドアが開いて
神宮寺が顔を出した。
神宮寺「……なに。」
どうしよう…。
なんか神宮寺が怖い…。
何も言えないでいると
神宮寺「入れよ。」
って腕を引っ張られ
強引に部屋の中へ入れられた。
A「今朝はごめんね…。」
神宮寺「別に。気にしてないけど？」
A「え、でも怒ってる…。」
神宮寺「怒ってねぇよ。」
A「じゃあ何で避けてたの？」
神宮寺「避けてない。」
今までで初めて
神宮寺がわからない…
と思った。
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あみ - 楽しみです(^^)頑張って下さい！ (2015年6月11日 0時) (携帯から) (
レス) id: 8439421e48 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 玄樹くんのはないんですか？ (2015年6月11日 0時) (レス) id: 9f44cb88d4 (このIDを非表示/違反報告)
PUU(プロフ) - 頑張ってくださぃ!!!完結、楽しみにしてますっ♪ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 0911b9969a (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - あみさん» ありがとうございます！もうすぐ移行して完結です(^^) 最後まで、よろしくお願いします！ (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - PUUさん» えっ！そんな感想をいただけるとは！もう最高に嬉しいです♪ ラストスパート、頑張ります(*^^*) (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田 苺花
| 作成日時：2015年5月13日 22時
