お前らに愛なんてある訳ねぇだろ さん 【ブルーロック】

141 謎の感情 ページ48

なのにAは調子にも乗らずずっと仕事をしてくれた(Aがその好意に気付いていたかは分からないが)



いつも俺らの見えない所でずっと頑張ってきてくれた。なのに目立とうともせずみんなを引き立ててくれる
それなのに勝手に壁を作られ逃げられたり追いかけられたりする。





諦め。呆れ。そんな感情が出ちまっても仕方ない






なのに、最後かもしれないAの必死さを俺達が潰していいのかと思い始めた
やっと諦めずに挑戦が出来たのに、支えられた俺達が邪魔をしていいのか






「お前、おかしいぞ」
メガネ(絵心)にそう言ってしまった。本当に無意識だった
まだ俺は試合に出てないのに汗を流していた。必死に見ていたんだ




「これは中継もなにもされないんだぞ。謝れば「謝る？」」






「なんで謝らなければいけないんだ」






お前らは忘れたのか？







俺の様子に気付いた絵心は他のとこに行った。それから俺は交代の一言も言われなかった


「……クソッ」
とにかくむしゃくしゃした。なんだこの気持ちは…




蝶のように自由にふらふらと行ってしまうアイツ
最初はどうでもよかった、けど今は違う




『なんで、俺じゃねぇんだよ』
隣に立つのは、俺じゃねぇのかよ




凛side終わり
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