わたしってやっぱり変？

わたしってやっぱり変？34 ページ36

ミステリーハウスにつくと、メイベルが勢いよく飛びついてきた。これでもかと質問攻めにされたが、ディッパーがほとんど答えていた。

その日は、安心しきったのか3人で夜遅くまで遊んだ。

ーーーー

ディッパー「聞いて！(人1)！」

眠い目を擦りながら、私のベッドに腰掛けるディッパーを見つめた。
なんか物凄く機嫌がいいな。

ディッパー「トビーが、この森の奇妙さを新聞にしたいって！やっと僕達のことを信じてくれる大人が現れたんだ！！それでーー」

ディッパーの口は止まることなく、嬉しそうに動いている。話の3分の2は寝起きでよく聞き取れなかった。嬉しいことがあったのは確かだ。

ディッパー「今夜その場所に行くんだ！あー！楽しみだなぁ！そうだ、夜道は危険だから(人1)はメイベルとミステリーハウスで待っててね！」

(人1)「うん。」

ごめん、何がどうしてどうなって今夜何をするって？まぁ、気になるが、返事をしたばかりだ。こんなに嬉しそうなのに「ごめん、聞いてなかった」じゃ、話の腰が折れてしまうだろう。

ディッパー「さぁ、早く起きて！」

最後のは、きちんと聞き取れた。
先に一階に行ってしまったディッパーを追いかけるように準備をする。

(人1)「おはようぁぁっ！！」

一階に降りて、部屋に入ろうとしたが、なにかにつまづいたらしい。

スース「あ〜？こんなところにあった。よぉ。どうしたんだい？ここで寝てたら風邪ひくよ？」

誰の物でこけたと思って……。


(人1)「もう〜、それでつまづいたんだよぉ。」

スースの眉と口角が下がった。

スース「ごめんごめん。こら、僕のポケットから勝手に逃げるなって何度言えばわかるんだい。」


？「逃げ出してごめんね、スースゥ。」

どこからか声が聞こえた。あれ？この声ってたしか…

スース「君しゃべれるのぉ！？」

スースが驚きながら片手に持っていた工具を両手で包み込む。

？「そうだよ。君に頼み事があるんだァ。」

周りを見渡すと、たんすの角から、特徴的な帽子を見つけた。なるほど。

スース「何でも言って！！」

ウェンディ「今すぐゴルフカートを一緒に直して欲しいんだ。」

スース「あぁ！分かったよ！」

スース走っていってしまった。

ウェンディ「やりぃ！友達とゴルフカートで遊んでたら壊しちゃったんだよね〜。これでバレずにすみそう。」

悪い笑みを浮かべてウェンディが私の前に出てきた。

(人1)「最高だね。」

私とウェンディは騙されたスースを見て一緒に笑いあった。

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