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参:優しさ ページ4

「なあ零夜」

「何だよ親父」

親父の仕事の手伝いが終わり俺は親父に呼び出されて親父の部屋に来ていた。
暗がりの部屋で二人でいるときに親父は聞いてきた。

「お前はお母さんと美零が嫌いか?」

あまりにも突然の言葉で目を見開く。

「はっ…………。何でそう思うわけ」


そう聞くと親父は笑いながら俺の方を見る。

「お前はいつも美零と比較されてきたりしていたからそれで嫌いなのかなって思っただけだ。それにお前はいつだって誰とも一定の距離みたいなのがある感じがしたしな」

と親父は笑う。「別に嫌いじゃないよ。お母さんはどうおもってるか知らないけど」と答えると親父は笑って「そうか」と答えた。


「嫌いじゃなかったらいいけどこれだけは聞いて欲しい。」

と先ほどまで笑っていた親父の顔に笑顔が消える。

「お母さんはお前の事もちゃんと見てるしあ母さんなりにお前のこと心配しているからな。俺もちゃんとお前が頑張ってるの知ってるからな」


と親父は少し微笑んでいった。もしかしたらただの励ましかもしれない。でもそんな親父の優しさが俺は好きだった。

肆:お誘い→←弐:憂鬱



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らるみ - のゆりさん» コメントありがとうございます。そう言って頂き嬉しいです。追加もありがとうございます。 (2018年2月24日 5時) (レス) id: db8d08148f (このIDを非表示/違反報告)
のゆり(プロフ) - 続きが気になりますー!追加しました。 (2018年2月16日 23時) (レス) id: b3b81574c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らるみ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月16日 16時

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