弐:憂鬱 ページ3
どうしてあいつは……。あいつこと＿＿＿
そう思いながら夕日が沈み真っ暗になった道を歩く。近いうちに何かあるのか？とも思ったが思い当たる節はない。いつも明るくて元気な真夏にとっては、元気がなかったように感じられる。
あいつの身に何か起こるのかそれとも＿＿＿
でもこれ以上検索するのは良くないかもしれないと思った。いつだって彼女は俺よりなんでも知っていていつも俺に隠している。昔から真夏色々隠すのは、昔からのことだし気にすることもないかと自己解釈する。
「ただいま」
と家のドアを開けた。
「お兄さん！お帰りなさい！」
と中から出てきたのは妹の一ノ瀬美零
ともう一人
「あら、零夜おかえりなさい」
俺の母親の一ノ瀬文香。
「ああ、だだいま」
と小さく返事をする。俺はあまり母親と喋らない。母の許しを押し切って新撰組に入ったからだ。それからと言うもの母とはこう言う時にしか話さない。
元々仲が良かった訳でもないが。だから妹とも少し距離を取っていた。俺より優秀で何でもできる妹だったからだ。
成績も良い成績はとってはいたし運動もできたそれでも妹に勝てるなんて無理だった。
そんな俺の事を認めてくれたのは、
父親だけだった。
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らるみ - のゆりさん» コメントありがとうございます。そう言って頂き嬉しいです。追加もありがとうございます。 (2018年2月24日 5時) (
レス) id: db8d08148f (このIDを非表示/違反報告)
のゆり(プロフ) - 続きが気になりますー！追加しました。 (2018年2月16日 23時) (レス) id: b3b81574c1 (このIDを非表示/違反報告)
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