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弍拾玖 ページ33

「奴らの攻撃パターンはまだ全容が掴めない。けど確かなのは、本気でマフィアの領土を更地にする気って事だ。地獄の幽鬼だってそんな狂気じみた真似はしない。芥川君をはじめ、武闘派の構成員が隊伍を組んで抗ってはいるけど…こちらはまだ敵の長の能力さえわかっていないんだ。分が悪い。」

「その芥川とかいう異能者は…確かお前の部下だったな」


兄さんの何気ない問いに義勇は伏せていた目をあげる。


芥川という名は義勇でも知っていた。ポートマフィアでは名の知れた構成員であると記憶している



「かなり攻撃的な能力を持っていると聞いたが、そいつでも歯が立たないのか?」


「芥川君はね、鞘のない刀剣だよ。」

その言葉で鋭い刃が常に外気に晒されている光景を想像した


頭の中でそれは、全てのものを切り刻まんとしている


「彼は遠からず、マフィア最強の異能者になるだろう。でも今は誰かが刃のしまい方を教えなくちゃならない」









確かにそうだ。幾ら強い力を持っていたとしても、それを使わなければならない時、しまっておくべき時を理解していなければ、


それは強者ではなく、ただの狂犬だ。


だが………





「珍しいな。太宰さんが部下を褒めるとは」


太宰は一瞬キョトンとした顔をした


「そうかな?」

「そうだな」

兄さんも同意した







「まぁいいや。話を戻そう。当面の脅威はやはりミミックだ。五大幹部が招集されて、マフィアの全勢力をもって迎撃することが決定された。厳戒態勢だよ。」

「けど織田作への振る舞いを見る限り、今すぐ牙を剥いて襲いかかるってことはなさそうだ。矢張り脅威はミミックだね。ついさっき芥川君を含む私の部下達が奇襲を受けたらしい。まるで毒蛇を喰らう獣だ。美術館の前の大通りの前で抗争を______」




太宰が言い終える前に、不意に作之助がベットを降りた




「織田作、まさか行く気なのかい?」

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設定タグ:鬼滅の刃×文スト , 冨岡義勇 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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金杉(ΦωΦ)(プロフ) - 受験ですか…やっぱり、受験勉強って大変なんですよね 今年から、受験生に私もなるので頑張りたいと思います。お互い頑張りましょう! あと、此れからも頑張ってください!応援しています。 (3月29日 1時) (レス) @page35 id: d1526a6d44 (このIDを非表示/違反報告)
モナム - とても面白かったです。別の作品も見てみます! (6月3日 14時) (レス) @page35 id: 65812ff541 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 涼風梓さん» コメントありがとうございます!そういっていただけて嬉しいです!更新頑張ります! (2021年2月16日 13時) (レス) id: 7990e19425 (このIDを非表示/違反報告)
涼風梓(プロフ) - 面白いです!!これからも更新頑張ってください、応援してます!!! (2021年2月14日 3時) (レス) id: c823698082 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - Lilyさん» コメントありがとうございます!そう思っていただけて嬉しいです(〃ω〃)テレ更新頑張ります! (2021年1月26日 7時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶々 | 作成日時:2021年1月2日 14時

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