冤罪。【呪術廻戦】

23の思い ページ29

貴女 side

あれから2週間経ち、停学期間が終わった。


ずっと部屋にいるのも暇で、硝子と遊びに行ったり、1人で東京内をぶらぶらとしていた。

今まで行ったことないところも行けて、楽しかったなぁ。

流石に毎日外に居るのも何か嫌だから、部屋でゲームしていたときもあったけどね。あはは！


.....でも、悟は会いに来てくれなかった。

廊下ですれ違うこともあったけど...。

気まずくて顔を合わせられなかった。


まぁ、うちのせいでもあるんだろうけど.....

もやもやとした気持ちが心に広がる。


寂しいな.......。


そんなことを考えながら、部屋を出る。

授業に今日から出なきゃいけないし。


あ〜！！！！こんな気持ちやめやめ！！！


鼻歌をしながらスキップで教室まで向かう。


途中「おい！！！飴波！！！」なんて言われたの気のせいだよねぇ！！！


....え？


そっと後ろを振り向く。

まさか....

夜:おい...何ノリノリで廊下スキップしてんだ。
しかも鼻歌うるせぇんだよ。

貴:おわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!


〜


思わず逃げてしまった.....。

てかここ教室じゃん。逃げながら教室に行くうちってば天才☆


悟いるかな......。

気まずかったらそのときはそのとき！！！

あんなことがあった人とは思えないほどの明るい声で声をだす。

貴:おっはよ〜！！！！

家:お、やっとA来たか。

貴:やぁ硝子君！！お待せしたなぁ！！

うちがそういうと硝子はめんどくさそうな顔でうちを見る。

そんな顔しなくていいじゃん。ひどいな。


周りを見渡すと、悟はいなかった。


貴:あれ？悟は？

家:任務。


任務かなぁ...

気まずくなったとしても会いたいなぁ....

あの綺麗な顔を拝みたい。

なんて思いながら硝子の隣に座る。


そしたら、ちょーど夜蛾センが来た。

あっぶねぇぇぇ！！！！


その後は久しぶりの授業を楽しみ、寮へ戻る。


しばらく廊下を歩いていると、曲がり角の先に白い何かがあった。

触ろうとすると動き始めてビックリする。


よくよく見ると悟だった。

貴:さ、悟......？こんなとこでどうしたの？

五:あ？ってAｯｯ！


そう言うと、悟に距離を取られてしまった。


.....やっぱり、罪人は嫌かな？


私は一言、

貴:ごめんね。

と言って走って悟から遠ざかる。


五:A！！！！




そんな彼の声は聞かないようにして、



一生懸命走って、部屋に入った。



ﾎﾟﾛﾎﾟﾛと涙が零れるのを、必死に抑えて

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