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神「ほらAちゃん行くネ!手繋ぐアル!」




そういって手を引き、着物屋へ駆けていく。



3人は待ってと言いながら一生懸命着いてきてくれ、とても楽しい時間だった。




そして神楽ちゃん、可愛いな〜。初めてあったのにこんなに仲良くしてくれるだなんて。





ただ、神楽ちゃんの体力はえげつない。


私が息を切らし始めても、神楽ちゃんのスピードは変わらず、引かれるまま着いていき、あっという間に着物屋に着いた。



桂「神楽、Aさんは普通のお嬢さんだ。お前みたいに体力オバケでは無いんだぞ。」



新「ハァ...ハァ...そうですよ!僕らでさえ大変なんですから!」



『神楽ちゃん....すごいね笑.....あっという間に着いちゃった...』




神「だろ?早く似合うもの見つけるネ。A、試着室で待ってロ!私達選んでくるネ!」



桂「いや、Aさんが欲しいものを一緒に探すのが....」



神「それもいいけど多分遠慮するアル。私達が持ってきて、その中にも好きな物がなければ一緒に探すのはどうアルか?」



新「んー、確かにそれもありっちゃありですけど、Aさんどうします?」



『私は嬉しいです!もし皆さんが良いならお願いしたいです。』



桂「Aさんが言うなら仕方ない。我々も選びに行こう。」



銀「そうだな。まぁ任せろ、こう見えていざという時はセンスいいから。」






そういって着物を選びに行ってくれた皆さん。



神楽ちゃん、私が値段で遠慮しちゃうかもって分かってたのかな笑


あまりに高いものはさすがに遠慮しちゃうけど




試着室で待つのも少し暇になり、皆さんの様子を見ると


....真剣に考えてくれている。



私、何色が似合うのかな




新「Aさ〜ん!お待たせしました!これとかどうですか?」



持ってきてくれたのは黄緑色で花柄の刺繍が入った着物。



『可愛い...!好きですこういうの!』



新「良かったです!凄く似合うと思って....他の人たちまだですかね?」



神「新八早かったアルネ〜ウチはこの赤い着物が良いと思うアル!ウチとお揃いの色ネ!」



『わぁ〜!赤、あまり着ないんですが良いですね!とても鮮やかです』



神「だろ!きっと双子みたいに見えるネ!」



銀「よぉ〜お前ら待たせたな。銀ちゃんめっっっちゃいいの持ってきました〜!」



神「何アルか?!早く見せるネ!」

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作者名:いるかさん。 | 作成日時:2023年1月4日 2時

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