検索窓
今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:2,280 hit

第17訓 6月は湿気と熱気で一番苦しい ページ40

土「あちぃ....」



6月であろうと真選組隊士はあの制服、しかも黒の制服を着なければならない。



土「ったく....」




ポケットのタバコに手を伸ばす。

見回りつっても特に事件が起きている訳でもないし。
まぁ起きない方がいいんだけど。



『あ!土方さん!』



土「ん?おーAさんじゃねぇか。しっかし今日も蒸し暑いな...」



『そうですね〜...見回りですか?土方さん、特に暑そうです笑』



土「あぁ、まぁな。仕方ないとはいえやっぱ暑ぃぜ。...Aさん、そんな大きな荷物一体どうしたんだよ。」



『見回りお疲れ様です!実は...すいか!買っちゃったんです〜!』



土「お!もうそんな季節か...丸々一個久しぶりに見たな。ってか重いだろ。家まで運んでやるよ。」



『え?!あ、いや....そ、そう!土方さんお仕事中ですし、大丈夫ですよ』



土「まぁ、でもよ、特に何かある訳じゃないし、たまにはいいかな〜って。あ、家行ったらまずかったか?」



『あ〜、えっとまぁ...』



土「じゃあ家に運ぶまでだな。家にはあがらねぇから安心しろ。ほら」



『え?!えっと...ありがとうございます』



思わぬ人に会ったな。やっぱりすいか丸々一個を女の子1人に持たせる訳には行かねぇし。



家にあがるのは嫌か....まぁ知り合ったばかりだしな、いやもしや誰かいるとか?すいか丸々一個を一人で食べる訳ないよな...



上京したてから知ってるせいか、女の子の成長を見てる感じで嬉しいような、悲しいような。娘に彼氏が出来たような感覚だ。





土「もうすぐ夏本番だな...Aさんは何か予定あるのか?」



『特に決めてませんが...やっぱり夏らしいことしたいですね!みんなで花火大会に行ったり、海に行ったり』



土「確かにそうだな。万事屋のあいつらもいるだろうしよ。」



『土方さんは?』



土「休みがあるとはいえやっぱ仕事が増えるな。夏祭りとか、はめ外しやすい時期だしよ。」



『大変ですね笑あ、つきました!ほんとにありがとうございました!仕事中だったのに....』



土「まぁ人を助けるのも仕事だしな。気にすんな。俺は久しぶりにAさんと話せて嬉しかったしよ」



『....少しお時間頂けます?』



土「構わねぇけど、どうした?」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 桂小太郎 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いるかさん。 | 作成日時:2023年1月4日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。