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....マズイ。こんな時に真選組、しかも2人に会ってしまうだなんて。
私は追われる身では無いものの、もしなにかバレたら....と思うと心臓の音がうるさく感じてくる。
『えっと、大江戸ストアにおつかいを頼まれまして。...ただ、道に迷ってしまったんです。』
沖「仕方ねェ。俺たちが連れてってやるか。」
土「無理言うな今業務中だぞ」
沖「迷子の子を助けるのもお巡りの仕事でさァ。そんなんも知らずに真選組やってんすかい。とりあえず土方死ね。」
土「なんだてめぇ今サラッと聞こえたぞ??...まぁ確かにそうだ。Aさん、大江戸ストアまで連れてってやるよ。」
『ほんとですか?!ありがとうございます!』
土「まぁ行ったとこねぇところに1人で行かせるとは、鬼畜だな。」
『1度行ったことあるんですが、道覚えるの苦手で....』
沖「なんだ、江戸に住んでんじゃねぇのかィ?」
『先月きたばかりです。』
土「まぁまだまだこれからだ。だんだん慣れてくるだろう。後少しだ。」
『真選組の方も優しいんですね。』
土「何だ、まさか旦那に変なこと言われてんのか?」
沖「他の奴らはまだマシだが、土方はひでぇぞ。常に怒鳴ってくっから。」
土「お前がそういうことするからだろ!」
『ふはっ笑』
土「....おぅ。つ、着いたぞ。俺たち買い物終わったら家まで送ろうか?」
....いやぁここまでよくやってきたけど再来ピンチ
家まで送ってもらったとすれば桂さんの居場所が分かってしまう!
『い、いえ。大丈夫です。ありがとうございます。』
沖「ホントかぃ?道覚えたのかよ、大丈夫か?」
『はい!もう大丈夫です!!ありがとうございました!』
土「...そうか。じゃあ気をつけろよ」
・
・
『ただいま....』
桂「Aさん!!!遅かったでは無いか!!何も無かったか?怪我などしておらぬか?」
『ふふっ笑少し道に迷っただけです。ご心配をおかけしました。』
桂「...笑い事ではない。心配していたんだぞ。まぁ無事で良かった。先にお風呂入ってこい」
『ありがとうございます!
...真選組の方も優しい方ばかりですね』
桂「やっぱり何かあったんだろう!!!何があった?!?!話せ!!」
....独り言のつもりだったが、かなり大きな地雷を踏んでしまったらしい。
真選組のみなさんと桂さん、仲良くできると思うんですけどね
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作者名:いるかさん。 | 作成日時:2023年1月4日 2時