第8訓 レシートは貰ってくること ページ16
Aside
『桂さん、シャンプー切れちゃいました。』
桂「確かに少なかったがもう切れてしまったか。すまない、今俺は手が離せん。Aさん買いに行って貰えんか?」
『もちろんです!いつものですよね。』
桂「あぁ。これで足りるだろう。大江戸ストアに売ってある。」
『....大江戸ストア?』
桂「前一緒に買い物に行ったところだ。」
『あぁ!あそこですね!分かりました、行ってきます』
桂「エリザベスも連れて行った方がいいか?もしも何かあったら...」
『大丈夫ですよ笑私も1人で買い物出来ますから笑』
桂「そうか、じゃあよろしく頼んだぞ」
.....と言われて買い物に出掛けたけど、
そうじゃん、私道覚えるの下手じゃん。
でも前桂さんと一緒に行ったから、その記憶を辿れば.....
ここの本屋も通ったな。
ここの甘味屋通った気がする。あれ、それ別の時だっけ?
あ、さっきのおじさんだ。
会うの何回目だ?
....あれ?さっきも会った?
「お嬢さん、さっきからぐるぐるぐるぐるどうしたんだ?」
『えっと、大江戸ストアまでの道が分からなくて....』
「そうだったのか。大江戸ストアならこのまま真っ直ぐ行って、広い角を右、真っ直ぐ行って左に曲がって、その突き当たりだよ。」
うーん、分からない。
ただ、このおじさんもお仕事中だからな.....
『ありがとうございました...』
「気をつけて〜」
さぁまずい。とりあえず真っ直ぐだったよな。
....ってか広い角とは?これ?それとももっと先?
とりあえず曲がってみて...え、これ真っ直ぐ?
うわ、どうしよう、もっと先の角だったかな。
でも真っ直ぐ行けなくも....
土「あ、Aさんじゃないですか。」
『あ!土方さん!』
沖「なんだぁ?知り合いかぃ?土方に女がいたとはいい度胸してんじゃねぇか」
土「ちげぇよ!!Aさんは最近江戸に来た、旦那らの知り合いだ。まぁこれからも関わるだろうよ」
『如月Aです。』
沖「へー。俺は真選組一番隊隊長、沖田総悟でさァ。よく見れば可愛い雌豚じゃねぇか。」
土「てめぇ会って早々ドS発揮してんじゃねぇよ!すまねぇAさん。こいつはこういう奴なんすよ。んで、今日はどうしたんです?」
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作者名:いるかさん。 | 作成日時:2023年1月4日 2時