第32話：告白 ページ36
ドッキリとリハーサルが終わり、今は休憩時間。
今日はなんかみんなやる気だったな。そう考えているとないくんが口を開いた。
「うぁ〜！疲れた〜！でも明後日にドロップちゃんのライブあるから頑張れる！」
「まろも楽しみ〜！」
そっか。明後日ドロップのライブあるんだった。
っていうか、兄さん私のライブ楽しみなの？絶対嘘じゃん。
いやでも嘘にしたら凄い笑顔なんだよな。
『ないくん。ちょっとこっち来て。あ、ついでに兄さんも。』
私はないくんの手を強引に引き、兄さんを呼んだ。
ないくんを連れて向かったのは、先ほど兄さんと来た個室。
兄さんが入ってきたのを確認すると内側から鍵をかける。
「え？どうしたの？二人揃って･･･。」
少し怯える様子のないくん。
私は兄さんと軽くアイコンタクトを取り、口を開いた。
『ないくん。ないくんの推しのさ、ドロップっているじゃん？』
「うん･･･。」
『あの子、実は私なんだよね。』
「は･･･？」
そう発したきり、顔を覆いその辺にあった机に突っ伏すないくん。
え、そんなにショックだった･･･？
「な、ないこ･･･？」
兄さんがそうないくんを揺さぶりながら聞く。
するとないくんは勢い良く顔をあげ、大きく息を吸うとこう言った。
「え、じゃあさ。俺は今まで推しと一緒の空間にいて推しと一緒の空気を吸って、しかも推しと話して推しの顔見て、推しと一緒に働いてたってこと？え。マジで死にそう。」
あ･･･。ないくんのオタクムーブ出ちゃった。
はぁ〜。と大きく溜め息を吐くないくん。
そのまま動かなくなってしまった。
『ないくん。このこと誰にも言っちゃダメだよ？もし言ったらないくんの妹さんに活動のこと言うからね？』
私は動かなくなったないくんに軽く釘を刺し、兄さんの手を引いて個室を出た。
思った以上にヤバかったな、ないくん。
「うん。ヤバかったな。」
『え？私声に出てた？』
「ううん。ずっと一緒にいるんだからそれくらい分かるわ。」
う〜ん。分かるもんかな〜？
そう思っていると、いつものないくんに戻ったないくんが個室から出てきた。
「よーし！今日は俺の家でパーティーじゃあああああ！」
『ないくんがバグった。』
「Foooooo！飲んで！飲んで！飲みまくろぉぉぉ！」
「りうら金曜日だからないくん家に泊まる〜。」
「僕ないくんちでオールする！」
「俺はいむくんと一緒にオールするわ。」
「じゃあ俺も泊まろっかな。」
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なふ - ４２話めちゃ好きです・・・っw 伝説のないふ回ですね（） (2023年4月5日 17時) (
レス) @page47 id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 癒奈@ナイスタさん» えへへ〜！お祝いありがと！！私は別に優しくないよ...w。そして触れないのが常識((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
癒奈@ナイスタ - 続編おめでとっ！にあちゃんも優しい……触れないのうれs((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: 81c9b0bc30 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 葵緒唯-aoi-＠メセオブさん» あおちゃっ！お祝いありがとぉぉぉ！！ (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
葵緒唯-aoi-＠メセオブ(プロフ) - にあちゃ！！！続編おめでとぉおお！ (2022年8月22日 19時) (レス) @page50 id: bf14041509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年7月6日 17時
