第31話：ドッキリ ページ35
不機嫌そう。これは私の見間違いだったらしく、しょうちゃんはすぐに顔を明るくさせた。
いむくんが奥でなにか騒いでる声が聞こえる。
その声はどんどん近付いてくる。
「しょーちゃーん！見て！僕の彼女すっごい可愛くない！？」
ん？彼女？あぁ。そういうドッキリか。
いむくんが"彼女"と言いながらしょうちゃんに見せたのは、"ドロップ"の動画。
嘘でしょ？いむくん？
恐る恐る隣を見ると、口を開けて固まってるないくん。
殺気をものすごく出してる兄さん。
そしてほとけに彼女おったんや、とでも聞こえそうな顔で驚いているアニキ。
多分一番ヤバイのは兄さんだ･･･。
「ほーとーけー？どれがお前の彼女や？」
「え？だからこの子だって！ドロップちゃん！裏で僕と付き合ってるんだ〜。」
なんて頬を赤らめながら言ういむくん。
あ〜。終わった。もう無理だ。
「A？ちょっとこっちこよか？」
『ア、ハイ。』
言われるがまま、手を引かれる私。
そして個室に連れてこられると、質問攻めが始まった。
「え、いつからほとけと付き合ってるん？ってかホンマに付き合ってるん？ほとけはドロップがAやって知ってるん？」
『落ち着いて！落ち着いて兄さん！付き合ってないから！あれはドッキリなんだって！』
「マジで？」
そう顔を近づけて聞いてくる兄さん。
私は証拠としてLINEの画面を見せた。
Aごめんみんな!大人組と私、多分遅刻する!
りうらおっけー。りうらぽたむして待っとく。
ほとけじゃあ僕しょーちゃんとマリカしてる!
初兎じゃあ大人組にドッキリしかけてもええ?
Aどうぞご自由に〜。
その会話をくまなく見る兄さん。
どれだけ私がいむくんと付き合ってほしくないんだよ。
「あ〜。ビックリした〜。Aがあんな馬鹿と付き合ってたら俺の恥じやからな。」
兄さんはそれだけ吐き捨てると、私を個室に置いて出ていった。
何だったのあの人。
私が溜め息を吐きながら元の場所に戻ると、そこにはネタバラシ真っ最中のメンバーが。
「てってれー！ドッキリ大成功〜！」
「え？みんな僕とドロップちゃんが本当に付き合ってると思った？」
「ポテトうま〜。」
大成功、なのかなこれ。
兄さんは知ってたわ〜、なんて笑って、ないくんとアニキは見事に信じてた様子。
いや、兄さんも私が言わなかったら信じてたよね？
うん。絶対信じてたわ。
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なふ - ４２話めちゃ好きです・・・っw 伝説のないふ回ですね（） (2023年4月5日 17時) (
レス) @page47 id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 癒奈@ナイスタさん» えへへ〜！お祝いありがと！！私は別に優しくないよ...w。そして触れないのが常識((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
癒奈@ナイスタ - 続編おめでとっ！にあちゃんも優しい……触れないのうれs((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: 81c9b0bc30 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 葵緒唯-aoi-＠メセオブさん» あおちゃっ！お祝いありがとぉぉぉ！！ (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
葵緒唯-aoi-＠メセオブ(プロフ) - にあちゃ！！！続編おめでとぉおお！ (2022年8月22日 19時) (レス) @page50 id: bf14041509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年7月6日 17時
