第23話：ナンパ ページ26
鍵屋さんにお願いしたは良いものの、完成まで最低で一日は掛かるらしい。
兄さんの家に泊まる訳にはいかないし･･･。
流石にメンバーの家にも無理だしなぁ。
私がそう途方にくれていると、声を掛けられた。
「ねぇねぇ。そこのお姉さん。暇？俺らと楽しいことしねぇ？」
あー、ナンパか。
そう判断した私は丁寧に断った。
『ごめんなさい。今は少し考え事をしてて遊ぶ暇はないの。』
「えぇ？考え事してるなら尚更だよ〜。そんな考え事忘れちゃお？」
しつこいな･･･。
イラッときた私は、伝わらない言語で返した。
『I say that I do not have the time paying attention to the fool like you. Get out quickly if you know it.』
"あんたらみたいな馬鹿に構ってる暇は無いって言ってんの。分かったらとっとと失せろ。"
そう言ったあと、少し自慢気に笑った。
すると、頭の上に何かが乗っかる感覚が。
「ねぇ君達。俺の可愛い彼女のこと何ナンパしてんの？覚悟はできてんだろうな？」
聞き覚えのある声。
いや、正確には私が昔からずっと聞いてる声。
そう、兄さんだ。
『はぁ？彼女じゃな「シーッ。黙って合わせろ。」
私が反論しようとすると、耳元でそう囁く兄さん。
全く、何がしたいんだか。
なんて思いながらも言われた通りに合わせる。
『ほら、彼もこう言ってることだし、早く逃げた方が身の為だよ？』
私がそう脅しを掛けると、ナンパ野郎はあっさりと姿を消した。
面倒臭いナンパ野郎もいなくなったことだし、泊まる場所探しますか！
そう思い、歩き出そうとすると又もや体が言うことを効かない。
『はぁ･･･。』
私は大きな溜め息を吐き、最終手段を取った。
ゴスッ
肘打ちだ。
痛さからその場に踞った兄さんを置いて、私は早足で歩いた。
『別に助かったなんて思ってないから。ってか誰が彼女だバーカ。』
そう言い捨てて。
さぁてどこに泊まるかなぁ〜。
だなんて歩きながら考えていると、アニキに会った。
「おぉ！Aやん！あれ？まろは？」
『え？兄さん？私に兄さんなんていないよ？どうしちゃったのアニキ？』
そう。あんな奴、私の兄さんじゃない。
アニキは笑顔で言う私から何かを察したのか、提案をしてきた。
「そ、そうか。じゃあ泊まるとこないんとちゃう？俺んちで良かったら泊めるで？」
『いいのアニキ！？じゃあお言葉に甘えて〜♪』
あ〜あ。アニキが兄さんだったら良かったのになぁ〜。
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なふ - ４２話めちゃ好きです・・・っw 伝説のないふ回ですね（） (2023年4月5日 17時) (
レス) @page47 id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 癒奈@ナイスタさん» えへへ〜！お祝いありがと！！私は別に優しくないよ...w。そして触れないのが常識((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
癒奈@ナイスタ - 続編おめでとっ！にあちゃんも優しい……触れないのうれs((( (2022年8月22日 20時) (レス) id: 81c9b0bc30 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 葵緒唯-aoi-＠メセオブさん» あおちゃっ！お祝いありがとぉぉぉ！！ (2022年8月22日 20時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
葵緒唯-aoi-＠メセオブ(プロフ) - にあちゃ！！！続編おめでとぉおお！ (2022年8月22日 19時) (レス) @page50 id: bf14041509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年7月6日 17時
