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江「さぁて、『稲荷姫』改め李瑛藍はどこにいるのかな？」
乱歩が黒縁眼鏡を取り出してにこにこと笑う。
太「李瑛藍は喋るだけ喋って異能で消えてしまった。
よって絵の世界にいると考えて良いだろう。
本人だけは自由に出入り出来るはずだから、まずは絵の外に出てきて貰わないといけないね」
太宰が顎に手を当ててにこにこと笑う。
2人揃って目を細める時とは、相当えぐい策を練っている時だ。
太「李瑛藍と繋がりが深いであろう人物、幸い私たちは1人だけ知っているね」
太宰の言葉に乱歩以外が首を傾げる中、Aがふと顔を上げた。
霧が晴れたような、すっきりとした顔。
貴「、、、滝岡、ですか」
Aの回答に皆がはっとする。
滝岡と対峙した者なら誰しもが感じた違和感と怖気。
あの虚無を体現したような笑顔。
瑛藍もまた同じ笑い方をしていたのだ。
表情というものは、長い時間を共にしている相手に自然に似てくるものである。
江「もう形振り構っちゃいられない。
李瑛藍を誘き出す為に滝岡を使おう」
太「そして出てきたところを私が触れて無効化する」
完璧だ、と太宰が小さく呟く。
採「その滝岡という男、私の妹の命を危険に晒した異能者のことですよね。
利用し終わったら少しだけ貸して頂いても？」
江「使い終わったら軍警に返すけど、、、ま、少しぐらい良いんじゃない？」
腹黒思考の者がここにも1人。
もし彼らが敵だったなら恐ろしいばかりだが、味方としてはとても心強い。
やってやろうじゃないか、と皆が息巻く。
勝負は始まったばかりだ。
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水街 - これにて終演、また来世！楽しみに待ってくださっている方がもしいたのなら、最後まで書けなくて申し訳ございません。多忙ゆえ体力が限界です。 (1月20日 21時) (
レス) id: 2750b03dd8 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - 続けていただけて嬉しいです...！無理はせず、自分をお大事にしてくださいね。更新、楽しみにしております。 (7月20日 21時) (レス) @page16 id: fa8f980323 (このIDを非表示/違反報告)
葉桜 桜 - 面白いです！早く続きが見たいです！楽しみに待ってます！ (2023年3月27日 14時) (レス) @page15 id: 61dac77b6e (このIDを非表示/違反報告)
千月(プロフ) - 面白すぎるんだが？続き待ってます！ (2022年4月23日 10時) (レス) @page14 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
水街(プロフ) - 夢女子S氏さん» えっっっっっありがとうございます！！！！！！推し一緒てことは趣味が似てるんですかね、、嬉しいですありがとうございます頑張ります！！！！泣 (2021年8月9日 20時) (レス) id: 17a12418a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水街 | 作成日時：2021年4月17日 22時
