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-Sanji SIDE-
両手に銃を持ち、向かい来る敵を確実に仕留めていく俺らの船の誇るガンナー。
何度見ても彼女の銃さばきは見事で魅入ってしまいそうになる。
外す、という概念を知らなさそうなほどの精度。
暴れん坊な弾をしっかりと味方につけている人間が華奢で可憐な女性だとは誰も思えないだろう。
「っぶねぇ！」
普段は可愛いAちゃん。でも戦闘中はどうしようもなく美しい。
そんなAちゃんに気を取られ敵からの攻撃を食らいそうになる。
避けたはいいが態勢に無理がありこのままだったら俺が危なくなっちまう。
「サンジさん！伏せて！」
聞こえてきたその声に俺は従い体の重心を変えて床へ倒れこむ。
それと同時に鳴る二発の銃声。
次の瞬間には俺を攻撃しようとしていた敵は武器を取り落とし足を抑え藻搔いていた。
「サンジさん大丈夫ですか！？」
Aちゃんの信条は殺さないことらしい。
言葉の通りAちゃんはいつでも人を殺したことは無かった。
殺してしまう可能性が高い銃の使い手でありながら殺さない。
それは技術的にも優れていることを表していた。
「Aちゃんごめん、ありがとう」
「怪我が無いなら良かったです」
微笑む笑顔は花のようで戦闘中であるはずが癒される。
というかAちゃんに助けられるとかクソカッコわりぃ。
俺が守りたいのに。
ふとした時にはもうAちゃんは立ち上がり戦闘モードへと切り替わっていた。
普段では見せないようなシニカルな笑顔に俺の喉からグゥという声が漏れ出る。
なんだよあれ、かっこよくて、可愛くて、美しい。
好きだ。
どうしようもなく好きだ。
馬鹿か。俺は。今戦闘中だぞ。
でも好きだ。
「…クソ…」
俺はゆらりと立ち上がる。
雰囲気に圧倒されるように目の前の敵共がビクつくのが分かった。
「クソが！あぁ俺はかっこわりぃよ！それの何が悪い！」
自棄になりながら叫び敵の中に飛び込む。
八つ当たりのように敵を蹴って、蹴って、蹴りまくった。
雑魚ばっかりでも人数が多い敵を倒すにはそれなりに時間がかかった
ルフィたちがこっちへ帰ってくる頃には空の色も赤色が少し混じり始めていた。
仕事があるやつ以外は皆で甲板清掃
俺は夕飯を作るためにキッチンへ向かおうとした。
「サンジ君」
「ん？なんだ〜い？ナミすわぁ〜ん！」
「あの恥ずかしい叫び声しっかり聞こえてたわよ」
ピシっと体が固まった気がした。
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のーた - 本当に最高でした……！！！サンジ君の不器用さだとかかっこ悪さまで含めて最高だと思わせてもらえる作品でした本当にたくさんキュンキュンさせてもらいましたありがとうございます！これからも応援しています！ (2020年4月4日 1時) (
レス) id: 4eebcdc34f (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！Twitterもフォローして下さってますよね？応援、とても励みになりました！不定期更新になったりもしますがこれからも応援よろしくお願いします (2020年1月15日 17時) (レス) id: e9f9a3443e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！最後のサンジくん、めっちゃかっこよくてキュンキュンしました！とても素敵な作品をありがとうございました！新作も読ませていただこうと思っているので無理せず頑張ってほしいです！！ (2020年1月15日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - __ne_mU_さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！近々大幅更新をする予定なのでこんな作品ですがどうかこれからも応援よろしくお願いします (2019年12月7日 21時) (レス) id: f056f480ed (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - ほんとにほんとに素敵..これからも楽しみにしています (2019年11月4日 14時) (レス) id: 74b9a8fac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望 | 作成日時：2019年9月11日 18時
