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-Sanji SIDE-
「海賊船が見えたぞぉー！」
ある日の昼下がり、俺がキッチンにいるときそんなウソップの大声がサニーに木霊した。
ここ最近グランドラインだというのに穏やかな日々が続いてたから久々の戦闘となるかもしれない事態に心を弾ませる。
元々自分が血の気が多い自覚はある。
それに加え戦闘は嫌いじゃないし、ストレスのはけ口ともなる。
ストレスの原因なんて八割があのクソマリモ共に対してだが最近新しいストレスというわけでは無いが悩みのようなものが加わり発散したかったところだ。
数日前、Aちゃんの弱みのような物を見てしまった。
夢見が悪かったと言ったAちゃん。
それは事実なのは分かるがあまりにも顔色が悪かった。
何かがあるなら一人で悩まないで。言ってほしい。
誰かじゃなくて『俺』に。
流石にそんなことは言えなかったけど、誰に頼ってほしいという意義の言葉は俺なりに精いっぱい伝えたつもりだ。
それから朝あった時には顔色もいつも通りでスッキリしたような表情だったのが唯一の救いだった。
そんなことを考えていると船内に警報が響き始める。
警報が鳴るって事はただの善良な海賊船じゃなかったということだろう。
俺はエプロンを取ると急いで甲板へと向かった。
俺が甲板に降りる頃には大体の船員がすでに集まっていた。
船の進行方向へと視線を向けるとでかい海賊船が一隻。
「あいつらは？」
「最近グランドラインを騒がせてる海賊団よ。出会った船には必ず戦闘を仕掛けるって話」
俺の問いかけに答えてくれたのは麗しの航海士、ナミさん。
話を聞くにそこまで注視するようなやつは乗っていないらしい。
みるみる無くなっていくサニー号と相手の海賊船との距離。
肉眼で確認できる距離になると相手船の乗組員が何かしら武器を持っているのが見えた。
戦わない選択肢は無いってか。
相手からの殺意を感じ取ったのかこっちも全員が臨戦態勢へと入る。
「いくぞー！」
先手必勝とばかりに相手船へと乗り込んだのはルフィ。
それにマリモも続いた。
二人いれば十分だろう。と思い残りの俺たちはサニーへ乗り込もうとする相手を蹴散らす作業へと移った。
まぁ、予想した通り相手は弱くはねぇが俺たちの相手にはならない程度だった。
相手船へ乗り込んだ二人も物足りないとばかりに不敵な笑みを浮かべている。
Aちゃんは……心配いらねぇか。
俺の視界の端で美しい黒髪が靡いていた。
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のーた - 本当に最高でした……！！！サンジ君の不器用さだとかかっこ悪さまで含めて最高だと思わせてもらえる作品でした本当にたくさんキュンキュンさせてもらいましたありがとうございます！これからも応援しています！ (2020年4月4日 1時) (
レス) id: 4eebcdc34f (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！Twitterもフォローして下さってますよね？応援、とても励みになりました！不定期更新になったりもしますがこれからも応援よろしくお願いします (2020年1月15日 17時) (レス) id: e9f9a3443e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！最後のサンジくん、めっちゃかっこよくてキュンキュンしました！とても素敵な作品をありがとうございました！新作も読ませていただこうと思っているので無理せず頑張ってほしいです！！ (2020年1月15日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - __ne_mU_さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！近々大幅更新をする予定なのでこんな作品ですがどうかこれからも応援よろしくお願いします (2019年12月7日 21時) (レス) id: f056f480ed (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - ほんとにほんとに素敵..これからも楽しみにしています (2019年11月4日 14時) (レス) id: 74b9a8fac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望 | 作成日時：2019年9月11日 18時
