不安 ページ5
悠飛視点
ア「良かったら行かない？」
そう言って立花はポケットから何かのチケットを出した
俺はそれを受け取って見てみる
あそこのショピングモールのカフェのやつじゃん
ア「さっきね、委員長からお礼で貰ったの悠飛疲れてるみたいだし少し休んでかない？」
こいつ…デートのお誘いしてるって気づいてねぇな
ま、仕方ねぇか
こいつ鈍感だし、さっきの俺の行動を見ての誘いだろうからな
チラッと立花を見る
上目遣いで俺の目を見てる
その目には「心配」が浮かんでいた
きっと俺が自主トレで疲れたからあんな事したと思ってんだろうな
好きな女にこんな顔させるなんて情けね…
悠「いいぜ、お詫びも兼ねて奢ってやるよ」
そう言うと立花は慌てだして「え？！い、いいよ！私が誘ったから自分の分は自分で払うよ？！」なんてアワアワしだした
その慌てっぷりに思わず吹き出すと立花はからかわれたと思ったのか勢いよく横向いちまった
悠「わりぃわりぃ」
俺が誘ったり奢ったりしようとすると他の女子達はそれを喜んで受ける
別に俺はそれでもいいと思ってる
男が女に優しくするっていうのはわかってるしそれに批判する気もないしな
でもこいつはそんな行動一切せずむしろこの慌てよう
こういう所に惹かれたなんて言えばこんつは顔を真っ赤にして慌て出すんだろうな
ア「もうっ！ほら！早く行くよ！」
そう言って先に歩き出す
俺も遅れて歩き出す
立花の背中を見ながら安心した
別に俺は疲れてあんな大声出したわけじゃねぇ
下駄箱に行ってお前を見つけた時
桜の木を見ながら立つお前が
なんとなく
消えていきそうに感じた
とても小さくて、光に溶けていなくなってしまいそうで
ただ必死にお前をつかんだ
じゃないともう会えないんじゃないかなんて不安も感じたんだ
正直自分でもどうにかしちまったんじゃねぇかと思ってる
立花は今俺の前を歩いて俺に話し掛けてる
幽霊みたいに透けてるわけでも消えかけてもいない
なんだったんだろうな？
以外と疲れてんのかな…
まぁその疲れもこいつといれば全部吹っ飛ぶ
こいつは口を開けば俺への不満か砂原かアイツらの事だ
正直あんましいい気分じゃないがこいつが話してるとこを見るのはおもろいからな
カフェで何話してくれのかな…
そんな事を思いながら立花と並んで歩き出した
悠飛の口調わかんない…
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ふゆ - 今回も面白かったです！これで終わりですか？できたら、続き、みたいです！ (1月20日 17時) (
レス) @page20 id: b10f41175b (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - はくあさん» ありがとうございます！気長に待っていてください…！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 2f12b4ca66 (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 更新楽しみにしてます！ (2020年7月28日 0時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
jolin(プロフ) - 栖夜さん» ありとがうございます！これからも頑張ります！！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 3710eebe05 (このIDを非表示/違反報告)
栖夜(プロフ) - おぉ！続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年11月15日 13時) (レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2019年11月9日 15時
