【ジョジョ】幸福少女(?)と帽子の君。

到着 ページ26

アヌビス神を倒した後、翌日。

ついにポートランドに到着した。

花「ここが…ポートランド」

ポートランドは人で賑わい、ビルが立ち並んでいた。

『こーいうビルとか見ると日本を思い出すよね』

承「そうだな」

ｼﾞｮｾ「おーい、こっちで写真を撮ろう！」

折角だからといい、ジョセフさんはカメラを取り出した。

「はい、チーズ!!」

イギーを抜いた人数分の写真を撮ってもらった。

一つはポルナレフの変顔で笑っている皆。

もう一つは皆でちゃんと撮った写真。

私はちゃんと撮った方をもらった。

『…ふっ、』

これは、大人になっても取っておこう。

そう思った。

そしてジョセフさんの念写によりカメラ崩壊。

ﾎﾟﾙ「容赦ねーな…。」

それね、ポルナレフ。

ｱｳﾞ「一体何を念写したんです？」

ｼﾞｮｾ「DIOの居場所じゃ」

写真を見せてもらうと、大きなビルが写っていた。

『これは…キリがないんじゃあ…。』

承「キツイぜこれは…。」

こんなにビルが立ち並んでるのに…。

ｱｳﾞ「もう日がくれる。日を改めて探しましょう。」

アヴさんの意見に皆頷き、ホテルに向かった。

『あ、承太郎…。』

承「なんだリュウか…。」

ホテルの中庭で花を眺めていると、承太郎が来た。

承「…どうかしたのか」

『んー、別に大したこと無いんだけど…聞いてくれるかしら？』

承「ああ、別に良いぜ。」

『……いやさー、DIOに近づいて来てさぁ、世界を救うのに貢献してるって言うのはすごくいいと思うんだけど、ちょっとずつ怖くなってきてさ。
DIOに近づくって事は、危険が伴う…、敵が強くなる。』

承「だから怖いのか」

『まぁ、そんなとこ』

はは、と乾いた笑みがこぼれる。

承「…怖いのは、リュウだけじゃあねー。
深く考え過ぎるのも良くねー。
その時はその時、ってことだぜ。」

『その時はその時…ねぇ。』

今夜は冷えるから早く寝ろよ。

と言い、承太郎は去っていった。

『…。』

流れ星を見つけたから、思わず消える前に、と願う。

いや、流れ星に願っても叶わないのは知ってるけど…。

なんか、星が承太郎みたいに見えたから、なーんてね。

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